2020年の東京五輪開幕まで、1000日を切った。2019年11月の完成を目指すメインスタジアム「新国立競技場」の建設も残すところ24か月となる。
建築家・隈研吾氏が設計した新国立競技場は、敷地面積11万3000平方メートル、総工費約1490億円の大規模プロジェクト。
着工して3か月後の3月1日時点では黄土色の地表が見え荒涼とした風景だったが、その後基礎工事は着々と進んだ。建築アナリストの森山高至氏が解説する。
「向かって右手(東側)は関東ローム層という固い地盤だが、左手(西側)は地下に渋谷川が流れていて地盤が弱いので、杭を打ち込んで地盤を補強していきました。
一般的に基礎工事で敷地を平らにするために用いるのは、地面に直接コンクリートを流し込む工法です。
しかし今回は、別の場所で作ったコンクリートの板を持ち込んで敷きつめるプレキャストコンクリート工法を採用し、工期を短縮しました」
4月に入ると、楕円形の輪郭が浮かび上がり、左斜め上(北西側)、左(西側)、下(南側)に機材運搬用の道路が3本現われる(5月8日写真)。
初夏にかけて徐々に土壌掘削のためのショベルカーが姿を消し、作業は基礎工事から骨組みの建設に移った。
8月22日の写真には右手(東側)に階段状の観客席を支える斜めの梁が見える。
左下(南西側)の細長い台形状の構造物は屋根のパーツで、実際に取り付ける前に確認作業を行なう。
夏から秋にかけてスタンドが積み上がり、すり鉢状の観客席が姿を現わした。
「工事は順調に進み、今は右手(東側)からスタンドの3階部分に取りかかっているところです。
これからしばらくはスタンドや屋根のパーツを搬入して組んでいく作業が続くので、天候に左右されることも少ない。
2月頃には巨大なスタジアムの骨組みが完成するでしょう」(森山氏)
“森と大地”を感じさせる競技場の概観がまもなく姿を見せる。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171114-00000011-pseven-soci
11/14(火) 7:00配信
建築家・隈研吾氏が設計した新国立競技場は、敷地面積11万3000平方メートル、総工費約1490億円の大規模プロジェクト。
着工して3か月後の3月1日時点では黄土色の地表が見え荒涼とした風景だったが、その後基礎工事は着々と進んだ。建築アナリストの森山高至氏が解説する。
「向かって右手(東側)は関東ローム層という固い地盤だが、左手(西側)は地下に渋谷川が流れていて地盤が弱いので、杭を打ち込んで地盤を補強していきました。
一般的に基礎工事で敷地を平らにするために用いるのは、地面に直接コンクリートを流し込む工法です。
しかし今回は、別の場所で作ったコンクリートの板を持ち込んで敷きつめるプレキャストコンクリート工法を採用し、工期を短縮しました」
4月に入ると、楕円形の輪郭が浮かび上がり、左斜め上(北西側)、左(西側)、下(南側)に機材運搬用の道路が3本現われる(5月8日写真)。
初夏にかけて徐々に土壌掘削のためのショベルカーが姿を消し、作業は基礎工事から骨組みの建設に移った。
8月22日の写真には右手(東側)に階段状の観客席を支える斜めの梁が見える。
左下(南西側)の細長い台形状の構造物は屋根のパーツで、実際に取り付ける前に確認作業を行なう。
夏から秋にかけてスタンドが積み上がり、すり鉢状の観客席が姿を現わした。
「工事は順調に進み、今は右手(東側)からスタンドの3階部分に取りかかっているところです。
これからしばらくはスタンドや屋根のパーツを搬入して組んでいく作業が続くので、天候に左右されることも少ない。
2月頃には巨大なスタジアムの骨組みが完成するでしょう」(森山氏)
“森と大地”を感じさせる競技場の概観がまもなく姿を見せる。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171114-00000011-pseven-soci
11/14(火) 7:00配信