〈待ちに待った4年間 楽しみで 嬉しくて 興奮が抑えられないよー〉
とは、5月14日のブログから。1カ月後と迫るロシアW杯、この人のカウントダウンも始まった。試合観戦は年間2000を数える。Jリーグから海外まで、どんなに仕事が忙しくても欠かさない。サッカー狂の小柳ルミ子さん(65)だ。
自身のサッカー観をまとめた『パスコースがない? じゃあ、つくればいい。』(東京書籍)の刊行記念トークイベントが、12日、都内の書店で開かれ、“ルミ子流”日本代表23人をリストアップしてみせた。
30日のガーナとの親善試合の代表35名が18日に発表され、31日にいよいよ最終23名が決まるのを前に、黙っていられなかったようだ。
ルミ子ジャパンの選考は、GKが2人しかいなかったり荒っぽい。“えっ”と驚く人選も。たとえばMFに選ばれた久保建英(たけふさ)。久保は久保でも下馬評では当落線上にいる久保裕也ではなく、FC東京、16歳の新鋭の方。未完の大器の将来性がおメガネにかなったらしい。
他にも贔屓の選手が名を連ねる。イチオシは、ポルトガルで活躍するFWの中島翔哉。小柄ながらゴールを執拗に狙う姿勢は「注目」と。長くケガで悩まされ復活したアントラーズの内田篤人もメンタルの強さから「絶対見たい」一人に。
一方で本田圭佑、香川真司、岡崎慎司は、「説教したい選手」に挙げられた。香川と岡崎に関しては「ケガ(の回復)が間に合いそうもない」と、にべもなく落選。
大河ドラマ「西郷どん」での「由羅」役の熱演は、記憶に新しいところ。13日のブログでは、
〈完徹〜ロケに出発ー〉
と、徹夜でサッカー観戦の翌日も仕事に怠りはない。
でもW杯期間中は「サッカー以外の仕事は入れません」と語るルミ子さん、「本当はテクニカルコーチとなり、ベンチに入りたい」!
「週刊新潮」2018年5月24日号 掲載
5/24(木) 5:59配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180524-00542465-shincho-ent