世界最大級のアイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL 2018』において4日、アイドルの中の“腕相撲女王”を決する『TIF2018アームレスリング大会 powerd by TOWER RECORDS ザ・感謝祭』が開催された。
予選を勝ち抜いた6選手とシード3選手の9名で決勝トーナメントが行われ、絶対女王・酒井瞳(元・アイドリング!!!/メンテナンス)を破った我妻桃実(ハコイリムスメ)が新女王に輝いた。“ぽにょ”のニックネームを持つ癒し系のルックスで、古風な正統派アイドルグループのリーダーを務めながら、前日にはDDT路上プロレスにも参戦するなど、異色の個性を持つ我妻が、ついに“ツヨカワアイドル”として覚醒した。
タワーレコードのアイドルレーベル「T-Palette Records」主催のイベント『T-Palette感謝祭 2014』に端を発するアームレスリング大会。
第1回優勝のアップアップガールズ(仮)森咲樹は翌年の2015年大会で連覇。
しかし2016年にTIFのステージで酒井が森に勝利。
さらに2017年のT-Palette感謝祭で行われた『アームレスリング王座決定戦』でも再び酒井が森に勝利し、他団体・SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)にベルトが流出。
ベルト奪還がテーマの昨年のTIF2017でも酒井が圧倒的な強さを見せつけ優勝。
今年は「誰がさかっちを止めるのか?」が大きなテーマになっていた。
この大会は酒井が決勝戦までシードされる、事実上の挑戦者決定トーナメント。
あまりの強さに完全にヒール役となって“ノシノシ”という歩みでゆっくりと入場してきた王者・酒井瞳。
「勝ちたいと思ったことは一度もない」と、コンビニ袋に雑に突っ込んだチャンピオンベルトを返還。
しかし「あおり映像で2人が私を呼び捨てにしていてムカついた」こと、優勝者への金一封、そして「優勝したら足立光さんにタダでトレーニングさせてもらう」という約束をとりつけたことで、タイトル防衛のモチベーションを高める。
そして「今年の大会でアームレスリングを卒業しようと思ってます」と宣言。
「だって負けないんだもん。今日勝って殿堂入りして、美ボディトレーニングをゲットする」と出場者を挑発した。
準決勝は森VS我妻という昨年と全く同じ顔合わせに。
昨年負けている森は、手を組み合う際にも可能な限り有利なポジションを取ろうと神経を使う。
会場が静まり審判の「レディゴー!」がかかると、結果は一方的な我妻の勝利。
森は、試合台の下にしゃがみ込み号泣。
我妻は「思いっきり去年のデジャヴ観ちゃってるんですけど」と昨年と全く同じ困惑の表情、酒井は「あ〜あ、また〜、アプガすぐ泣く〜」と悪い笑顔ではやし立てる。
やっと立ち上がりマイクを取った森は、涙で全くコメント出来ず、精いっぱい張った声で「ありがとうございましたっ!!」と頭を下げるしかなかった。
その姿を観て我妻は「絶対負けられない。森さんも私もT-Palette Recordsに所属をしているので、しっかりとベルトをTOWER RECORDさんに返したいなと、今思いました」と気合を入れ直した。
酒井瞳への挑戦権を得た我妻は気合十分。
「怖〜い」とブラフを仕掛ける酒井には惑わされず真剣な表情だ。試合開始後約2秒、勝者・我妻のコールが響き、会場には爆発的な大歓声が起こった。
ハコイリムスメのメンバーも袖から飛び出して来て、頼れるリーダー・我妻の身体に抱きつく。
昨年圧勝している相手に完敗を喫した酒井は「強くなったな」とその成長認め「もう思い残すことは何もない」と言い切った。
しかし、MCを務めた吉田尚記アナに「いいんですか? 美ボディのトレーニング受けられませんよ?」と言われると、心が揺らいだ様子。
「来年30なんで〜」と渋るも、レフェリーの「年齢制限はないです」という言葉に、来年もうワンチャンありそうな表情を浮かべた。
試合結果他全文
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00000304-devi-ent
我妻桃実(ハコイリムスメ)が絶対女王・酒井瞳(元アイドリング!!!)を破りアームレスリング新女王に輝く
(左から)森咲樹(アップアップガールズ(仮))、我妻桃実、酒井瞳
ハコイリムスメ