◆伊東らがゴールも…
アジアカップへ向け、国内で合宿を張る日本代表は30日に流通経済大学と練習試合を行った。35分×2本で、実戦形式で調整している。
1本目の先発メンバーは東口順昭、佐々木翔、槙野智章、菅原由勢、青山敏弘、柴崎岳、南野拓実、三笘薫、伊東純也、上田綺世に。一部の海外組が不在、
大迫勇也が万全ではない影響などもあり、サポートメンバーが先発入りしている。
開始13秒で流経大がポスト直撃のシュートで東口を脅かし、一般客で満員となったスタンドをざわつかせるが、基本的には地力で上回る日本代表がボールポゼッションを握る。
すると11分、左サイドの崩しから佐々木が折り返すと、最後は中で待っていた伊東がワントラップでDFをいなし、冷静にネットを揺らした。29分には三笘が強烈な低空ミドルをゴール左に突き刺し、追加点を奪う。
2-0で1本目を終え、2本目はメンバーをまとめて変更。堂安律や原口元気、長友佑都といった面々が入り、前線では北川航也とサポートメンバーの旗手怜央がコンビを組んだ。
しかし、2本目に入ると、調整不足からかチーム全体として動きのちぐはぐさが目立ち、逆に流経大に攻め込まれるシーンも増え始める。終了間際にカウンターから堂安がクロスに飛び込んでネットを揺らすが、
オフサイドの判定で取り消され、試合はそのまま終了。2本目はスコアレスで最後の笛を聞くことになった。
日本代表、流経大と練習試合も“ばらつき”あり。森保監督「まだコンディションを上げていく段階」
チーム状態に言及 (C)Getty Images
森保監督は何を伝えていた?
試合後、報道陣の前に現れた森保一監督は「まだまだボールフィーリングを高めていくとか、フィジカルのコンディションを上げていく段階であるということが見受けられる試合でした」と前置きしつつ、
「選手たちは今できることをトライして出してくれたなと思っています」と一定の満足感を示した。
また、国内組と海外組でコンディションが異なることに言及しつつ、あくまでもコンディションを上げることが目的の練習試合だったと話す。
「狙いは、まずは一人ひとりのコンディションを上げることが、アジアカップに向けて大切なことなので。意識して考えて、意識して動くということを今後やってほしいということを伝えました。
トレーニングパートナーもいますし、コンディションの違い、バラつきがあるチームですけど、その中でミスが起こったとしても続けてやっていこうということ、意識を持ってやってほしいということは伝えました。
選手たちも続けながらやってくれたというふうに思っています」
年内最後の練習を終え、年始には現地UAEへ入り、アジアカップ本大会へと臨む。森保監督は「個々のコンディションをまずは上げていく。
プラス、チームとしての連携・連動という部分を高めていくということをやっていければと思います」と話し、先を見据えた。
12/30(日) 17:03配信 GOAL
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00010011-goal-socc
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