サヨナラで3カードぶりの勝ち越しだ〜。日本ハムは25日、楽天と対戦（札幌ドーム）し、延長戦を6−5で制した。前日に引き続き、この男が吠えた。
絶好調の大田泰示外野手（28）が六回に同点となる3号ソロ、さらに八回にも再び追い付く4号ソロを左翼に叩き込み、敗色漂うチームを救った。
そして今季5度目の延長戦は杉谷拳士内野手（28）が決めた。十二回2死満塁の場面で左翼越えに決着のサヨナラ打。貯金を1として黄金週間に突入だ！
絶好調のバットが窮地を救った。2番・大田が値千金の同点弾2連発。連夜に渡る八面六臂（ろっぴ）の大活躍で、首位を走る楽天からカード勝ち越しを決めた。
まずは1点を追う六回2死。1ボールから楽天先発・古川の真ん中にきた直球を捉えた。
高く舞い上がった打球は左中間席前列へ着弾。今季3号。17日のオリックス戦（京セラドーム）以来、6試合ぶりの一発で試合を振り出しに戻した。
一時は7番・渡辺の3ランで逆転に成功。しかし、救援陣がつかまり、再度逆転を許してしまう。
F党から漏れるため息。悪夢のような展開に再び大田が立ち上がった。
1点を追う八回1死。「真っすぐ一本狙い。がむしゃらにいきました」と1ボールから楽天の3番手・ハーマンの、見逃せばボール球かという高めの直球を強引に引っ張った。
打球は左翼席へ一直線。チームを救う2打席連続の同点弾。「勝ちにつなげられたことが良かった」と劇的なサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
前日の24日にはプロ入り初となる1試合5安打を放ち、5打点を挙げる大爆発。
しかし、この日は何事もなかったかのような涼しい顔で球場入り。一番乗りでグラウンドに現れると、入念なストレッチ、ロングティー、ティーバッティングといつものルーティンを黙々とこなした。
「毎日同じルーティンで、同じ流れで試合に入る。対策と準備をしっかりやって挑む。
それが一番」と日頃から継続の大切さを口にする。どんな時も「昨日」の結果に一喜一憂することなく、目の前の1試合1打席に備えてきた。
具体的な数値目標を掲げシーズンを過ごしている。まだ投手の球に目が慣れきっていない春先のこと。
「100打席立った時に2割5分は打っていたいね。それができれば余裕が生まれる」と自らにノルマを課した。
好打者といえど、目標達成への道のりは困難だった。開幕カード3連戦は想定外の14打席ノーヒット。
焦りが生じる状況に陥ったが、安打を求める貪欲な姿勢だけは失わなかった。
「例えヒットが出た試合でも、あと1本打っておけばよかったって思うよね。1本打ちたいなって欲は何より大切」。結果の出ない日々は、快音への飢えを教えてくれた。
23試合目にして節目の100打席を通過。3安打の固め打ちで打率は．306まで上昇。「まだまだ先は長い。
一日一日が大事。満足せずやっていきたい」。結果への果てしない欲望を胸に、大田は再び打席に向かう。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190426-00010000-dospo-base
4/26(金) 6:00配信
https://www.nikkansports.com/baseball/professional/score/2019/pl2019042504.html
試合スコア
https://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/1473209/
【6回裏】絶好調！ ファイターズ・大田の同点ホームラン！ 2019/4/25 F-E
今日もファイターズ・大田のバットは止まりません
