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2019.10.17
ディズニーのアニメーション映画『ライオン・キング』(1994年)の音楽に大きく貢献したエルトン・ジョンは、今年公開された“超実写版”にはガッカリしたそうだ。
エルトンは『GQ Hype』のインタビューで、こう話した。「ライオン・キングの新ヴァージョンはすごくガッカリした。音楽を台無しにしたって思うんだ。オリジナルで音楽は重要な要素だった。最新版では同じインパクトはない。あの魔法と喜びが失われてしまった」
「チャートでも、25年前ほどのインパクトはなかった。当時、あのサウンドトラックは年間ベストセラー(の1枚)だった。映画は大ヒットしたのに、新しいサウンドトラックはすぐにチャートから消えた」
オリジナルのサウンドトラックはこれまでに世界で1,800万枚以上が売れている。エルトンはテーマ・ソング「Can You Feel The Love Tonight」でアカデミー賞およびゴールデングローブ賞の歌曲賞、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンスなどを受賞した。
最新版のサウンドトラックにもオリジナルと同じ楽曲の数々が新ヴァージョンで収録されたが、映画が興行的に成功したのに比べ、アルバムは全米チャート最高13位とふるわなかった(映画にインスパイアされ、ビヨンセが制作したコンピレーション・アルバム『The Lion King: The Gift』の方は2位をマークした)。
エルトンは新サウンドトラックにも関わったものの、オリジナルほど「歓迎もされず、リスペクトの度合いも違った」そうで、「それにはすごく悲しくなった」という。