攻守にスキのない戦いぶりでオープニングラウンド・グループCを3戦全勝で突破した韓国。3試合でわずか1失点という強力投手陣は間違いなく侍ジャパンの脅威となりそうだ。
抜群の安定感を見せつけた投手陣。先発を任された3投手、ヤン・ヒョンジョン(KIAタイガース・31歳・左投)、キム・グァンヒョン(SKワイバーンズ・31歳・左投)、
パク・ジョンフン(SKワイバーンズ・28歳・右投)はそれぞれ6回、6回、4回を無失点に抑えゲームを作った。
オーストラリア戦から中4日で、スーパーラウンド初戦のアメリカ戦に先発予定のヤン・ヒョンジョンは、
その後の日本戦での先発も予想されることもあり、アメリカ戦でのピッチングに注目したい。3試合を通じ、1失点、31奪三振、4与四球と、
韓国リーグを代表する投手たちが名を連ねたピッチングスタッフは盤石の仕上がりだ。また失策もゼロと守備力も安定している。
一方の打線は本塁打こそゼロに終わったが、オーストラリア戦、キューバ戦ではビッグイニングを作るなど勝負強さを見せた。
打順は3試合を通じ3番〜7番は全て固定され、その前後を固めるメンバーもほぼ同じという陣容だ。
オープニングラウンドで特に好調ぶりが目についたのは3番を打つイ・ジョンフ(キウムヒーローズ・21歳・右投左打)だ。かつて中日ドラゴンズで4シーズンプレーした、
イ・ジョンボム氏を父に持つ21歳は、今季の韓国リーグで打率.336をマークした勢いそのままに、3試合で打率.444、2打点を記録した。
そして、4番を打つパク・ビョンホ(キウムヒーローズ・33歳・右投右打)は国内リーグの本塁打王、6番を打つ首位打者ヤン・ウィジ(NCダイノス・32歳・右投右打)は代表常連の韓国No.1捕手、
そして元MLBプレーヤーで前回大会のMVPキム・ヒョンス(LGツインズ・31歳・右投左打)が7番に控えるという豪華な打線となっている。
大会連覇、日本戦での勝利はもちろんだが、アジア・オセアニア地域最上位チーム(日本除く)に与えられる東京五輪出場権獲得も大きなミッションとなっている韓国。
大会に臨む本気度、チームの陣容から考えても、今回も日本と韓国の対戦が1度で終わることはなさそうだ。
オープニングラウンド結果(グループC)
11月6日 韓国 5-0 オーストラリア
11月7日 カナダ 1-3 韓国
11月8日 韓国 7-0 キューバ
スーパーラウンド日程
11月11日(月) vsアメリカ
11月12日(火) vs台湾
11月15日(金) vsメキシコ
11月16日(土) vs日本
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191111-00010004-baseballc-base
11/11(月) 15:00配信