https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00010001-wordleafs-golf&p=1
説明責任不足で真相は闇に!なぜ女子プロゴルフ協会は笠りつ子の暴言問題に
大甘処分を下し背景調査を行わなかったのか?
協会が、この問題への処分を発表したのが今月12日。厳重注意処分とし、
12月の新人セミナーでマナーや言葉遣いの講座の受講を義務づけることを発
表したが、紙切れ1枚の発表で、会見もなく、なぜ、その処分内容に収まった
のか、当初、公言していた事実関係の調査はどうなったのか、などの説明は行
われなかった。
そのため伊藤園レディスが行われる千葉県長南町のグレートアイランドCで
報道陣が小林会長に説明を求め囲み会見に応じることになった。
小林会長は、その冒頭、今回の騒動に関して、ファンや関係者に迷惑をかけ
たことに対する謝罪もせず、「なにか質問ありますか?」というやりとりか
ら始まった。
小林会長は、「笠選手の言葉はインパクトもあるし重いです。(笠が)謝罪文を
発表したことで先方は十分だと思っているし、選手も反省しています。調査の
中で、先方も、笠選手の暴言を誘発するような発言をしたことは否定できない
というやり取りもありました」と問題発言をした。
小林会長は、報道陣とのやりとりの途中で興奮気味になって、「それ(バスタオ
ルの撤去問題)とこれ(暴言問題)は別の問題です。今回は、相手の方に不適
切な発言をしたことに対する処分です。(背景についての)事実確認はしていな
いし、LPGAが調査することはしません」と回答。協会として、今回の暴言問題
に対する認識の甘さを露呈した。
もしマナー違反が横行しているのであれば、そこは正していかねばならない
大問題のはず。しかし、今回の暴言問題への対処を見る限り、協会の選手管理
に関する危機感はなく、再発防止に対して真剣に取り組む姿勢が希薄であるこ
とも表面化した。
またその部分を掘り下げていないのに暴言問題の発生から処分決定まで、半
月以上の時間を要したことについて問われると、小林会長はまた興奮した口調で
「決して遅くなく迅速です」と言い返した。
報道陣の質問は、まだ終わっていなかったが、プロアマ戦の表彰式が始まる
と囲み会見は打ち切られ、「表彰式後にもう一度、話をできますか?」の要
望に対し、「終わりです。やる意味がない」と答え、その後、報道陣に再度、
応対することはなかった。