現地時間2月29日にラ・リーガ2部の第30節が行なわれ、香川真司が所属するサラゴサは、ラシン・サンタンデールとのアウェー戦に臨んだ。この試合で4試合ぶりの先発を飾った香川だったが、精彩を欠き、前半のみで交代を命じられた。試合は2-2のドローに終わっている。
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翌日、現地紙『El Periódico de Aragon』は、セルヒオ・ヴェレーロ記者の「カガワの終電」というタイトルの記事を掲載。現在自動昇格圏の2位をキープするサラゴサにあって、香川の立ち位置は非常に厳しい、という見解を述べている。
「この試合の先発は、ビクトル・フェルナンデス監督が与えた何度目かのチャンスであり、サプライズだった。だが、日本人MFは不注意を繰り返していた。これは最後のチャンスだったろう。彼は何の期待に応えることも、貢献することもなかった。ボールコントロールもラストパスも、MFとしてバランスを取る能力も示すことができなかった」
ヴェレーロ記者は、香川は加入当初こそ力を発揮していたが、「期待を裏切り続け、良かった試合は少ない。おそらく、フェルナンデス監督のなかでも、彼の良かった時期の記憶はだんだんと薄れてしまっている」と嘆いた。
さらに、「攻撃を仕掛けるとき、彼は味方から遠い位置にいることが多い。さらに、スピードやフィニッシュの場面でも周囲に追いつくことができず、”インビジブル”な存在になってしまう」と問題点を指摘。ラシン戦での前半のみの交代は、「監督の考えることにそぐわなかった決定的な証拠」と綴っている。
「カガワは(チャンスへの)終電を逃してしまったのだろう」
この記事に対して、サラゴサのサポーターの反応は真っ二つ。次のような声が寄せられている。
「加入から7か月で、彼はここに順応しなかった。きっともう望むことはできない。ボールへの執着、勇気、強さというものが大切だと思うけれど、彼にはその欠片すら見えたことがなかった」
「カガワは、何も生み出さない。今のリーグ2位は、彼のおかげでないことは確かだ」
「昨日の試合は良くなかった。それは、カガワだけではなく全員だ。誰かひとり、彼ひとりだけを批判するのは間違いだ。カガワなしでここまで来られただろうか?最後まで応援しよう」
残りのシーズンでこの厳しい評価を覆すことができるだろうか。
3/2(月) 6:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200302-00070400-sdigestw-socc