今月5〜7日に東京ドームで予定されていた乃木坂46・白石麻衣(27)の卒業コンサートが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になった。
白石だけでなく、最近は人気アイドルの卒コン延期が相次いでいて、たとえ新型コロナが終息しても会場の争奪戦が繰り広げられるのは間違いない。
ファンとの交流が多いアイドル界は特に活動への影響が大きいが、一部からはグループの垣根を越えた
“合同卒業コンサート”開催を求める声も上がっている。
音楽業界はほとんどのライブやイベントが中止になり、各所で大きな損害が発生。
特にアイドルは、握手会などファンと近い距離で交流するイベントが多いため活動が難しく、厳しい状況に置かれている。
「白石だけではない。横浜アリーナでは、3月15日にSKE48高柳明音、
4月2日にAKB48峯岸みなみの卒業コンサートが予定されていたが、それぞれ延期になり、卒業時期も練り直すことになった。
ハロプロでは、Juice=Juiceの宮本佳林とアンジュルムの船木結も卒業が延期に。今後もこのような状況が、いろんなグループで増えていきそう」(芸能プロ関係者)
支えてくれたファンに直接感謝を伝えて卒業したい、という気持ちはどのアイドルも同じ。
握手会などでファンとの関係性が密なだけに、卒業延期を決断する面もあるという。
ただ、延期を決めてもいまだに新型コロナが終息するメドが立たない状況で、困った事態が起きている。
「延期を決めても、現時点で開催する場所や時期をまったく見通せない。
たとえ終息しても、コンサートを延期したアーティストは大勢いるし、会場の奪い合いになることが予想される。
音楽業界だけの問題ではなく、スポーツ界や企業との兼ね合いもある。そうなると卒業コンサートをあきらめるアイドルも出てきてしまうと思う」(同)
こんな状況に関係者からは、前代未聞の“ウルトラC”案が検討され始めたという。
「グループの垣根を越えた合同卒業コンサートです。1人のアイドルのために大規模会場を押さえることは難しい。
たとえばAKBの峯岸が会場を押さえられたら、SKE高柳と一緒に卒コンを開くとか。
乃木坂46も同じ秋元康さんがプロデュースするグループですし、白石の卒コンもAKBなどと協力して、
一緒に卒業をお祝いする動きも必要になってくるかもしれない」(同)
ファンとしてみたら、自分が応援するグループのコンサートだけ見られればいいのかもしれないが、
コロナの影響でアイドル界は危機的状況。今はグループの垣根を越えた結束が求められている。
「コロナの影響で握手会など、ファンとの交流イベントに厳しい目が向けられている。
ファンとの関わり方も模索していかなければならず、そのためにもAKB、ハロプロ、その他のグループが一つにならなければいけない。
今回の“卒業問題”がきっかけで、ライバルグループ同士が協力し合って、盛り上げる動きが盛んになってほしい」(アイドル誌編集者)
日本全国にグループが誕生し、世界に類を見ないほどアイドル界が盛り上がってきた日本。将来のためにも一つになることができるか。
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