東京六大学野球連盟は13日、オンラインで臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で、5月下旬の開幕を目指していた春季リーグを8月中旬に再延期すると決めた。連盟によると、春季リーグの8月開催は史上初。
同リーグは通常、4月に開幕し、2戦先勝方式で行われる。4月の理事会で5月下旬に開幕を延期し、運営方式も1回戦総当たり制に変更することにしていた。しかし、政府の緊急事態宣言が延長されたことを踏まえ、断念した。
宣言が解除された上で、加盟6大学すべてが部の練習などを許可した場合、8月開催が可能になる。観客の有無や、優勝校の決定方式などは今後検討する。迅速な日程消化のため、1日3試合実施する案もある。また、感染防止対策として、約800人の部員全員に手洗い可能なマスクを配布する。
他連盟では東都、愛知などが既に春季リーグの中止を表明。12日には、全日本大学選手権の初の中止も決まっていた。【岸本悠】
毎日新聞 2020.5.13
https://mainichi.jp/articles/20200513/k00/00m/050/093000c