オリックス・バファローズと阪神タイガースは28日、交換トレードの成立を発表した。オリックスからは小林慶祐投手が、阪神からは飯田優也投手がそれぞれ移籍する。
小林は、八千代松陰高、東京情報大、日本生命を経て2016年ドラフト5位でオリックスに入団した右腕。初年度は35試合に登板し、防御率3.98をマークするなどリリーフ陣の一角を担った。しかし、翌年以降は1年目を超える成績を残せず。4年目の今季は、7試合に登板し、ここまで防御率4.05となっている。通算成績は、69試合(73回2/3)、2勝3敗、5ホールド、防御率5.25。
小林は球団を通じて、「突然のことでしたので、ただただ驚いているというのが今の率直な気持ちです。こうして今の僕があるのもバファローズのおかげですし、バファローズファンのみなさんが暖かい声援を送ってくれたことは決して忘れません。だからこそ、みなさんの期待に応えることが出来なかったことが一番の心残りですし、なによりも悔しいです。ここまで育ててくれたバファローズ、自分を必要としてくれたタイガースへの恩返しは活躍することしかないと思います。ここまで応援してくれた方々の為にも、新天地で新しい“いい姿”を見せられるように頑張ります」とコメントした。
一方の飯田は、神戸弘陵高、東京農業大生産学部を経て2012年育成選手ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団。入団2年目に1軍デビューを果たすと、貴重な左のリリーフとして活躍した。18年に松田遼馬と交換トレードで阪神に移籍し、2年ぶりのパ・リーグ復帰となる。今季ここまで登板はなく、通算成績は101試合(169回2/3)を投げ、4勝6敗、10ホールド、防御率3.61となっている。
飯田は、「突然のことで本当に驚いています。2年という短い期間でしたが、タイガースファンの皆様の期待に応えることができず、残念だという思いでいっぱいです。環境は変わりますが、これを良い機会だと考え、オリックスで活躍できるように精一杯頑張りますので、引き続き温かいご声援をよろしくお願いします」と新天地での活躍を誓った。
ベースボールチャンネル編集部
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