普段サッカーを観ない人でも代表は観るという人は多い。代表戦を行なう意義は大きい
日本代表が10月に欧州遠征を行なうことになった。オランダで同9日にカメルーンと、同13日にコートジボワールと対戦するという。今年は、年内に予定されていたワールドカップ予選がすべて延期となって、代表戦の開催が危ぶまれていただけに、サッカー界にとっては大きなニュースになりそうだ。
もし1年に1度も代表の試合がないなんてことになったら、僕が日本に来てからおそらく初めてのことだよ。普段サッカーを観ない人でも代表は観るという人も多い。サッカーに興味を持ってもらう意味でも、代表戦を行なう意義はすごく大きいよ。もちろん、日本協会にとってはスポンサーとの関係もあるし、興行的な意味でも代表戦を開催できるのは良いことだ。
ただ、どうせなら勝つことでニュースとしての価値を上げてもらいたいものだよ。負けてこんな状況だからと言い訳するのはカッコ悪いし、新型コロナで暗い話題が多い時だからこそ、勝って明るいニュースを提供してほしいね。
とはいえ、いまだウイルス感染の影響が残るなかで、今回はどうやら欧州組だけの招集になるのが濃厚なようだ。国内でも三笘や坂元といったイキの良い選手たちがいるだけに残念だけど、そうなると欧州組オンリーでどのようなメンバー構成になるのか。
久保や南野も新天地に移って、いまだ定位置を獲得しきれていないし、中島は練習に戻ったという情報は入っているけど、試合には出られるのか……。堂安はドイツの昇格チームに移籍してここから這い上がれるのかという状況だし、これまで勢い盛んに見られていた2列目のアタッカー陣はどうも不安定だ。鎌田や伊東、三好といった選手たちにとっては、今回は代表で存在感を示す、あるいはスターダムにのし上がる絶好のチャンスと言える。もちろん、欧州組が結果を残せなければ、国内組にとっても付け入る隙が生まれるよ。
久しぶりに行なわれる今回の代表戦で、誰が日本代表の顔となるような活躍を見せるのか、来年のワールドカップ予選を占う意味でも楽しみだね。
全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8b4e37c3aca36cbaffbd54564a0c0fc317885e