阪神は25日、来季の新外国人として韓国リーグMVPのメル・ロハス・ジュニア外野手(30)=KTウィズ=を獲得したと発表した。年俸250万ドル(約2億5900万円)の2年契約とみられ、背番号は24に決まった。日米韓複数球団からのオファーの末に虎入りを選んだ主砲は「とても興奮している。甲子園は歴史と伝統がある球場と聞いているので楽しみです」とコメントを寄せた。
【イラストで詳しく】ロハス加入でこうなる…阪神の来季開幕予想オーダー
今季47本塁打、135打点の両打ち大砲の加入で、弱点の「3番問題」が一気に解消される。矢野監督は早くも「本塁打も打点もたくさん挙げてくれたらうれしい。スイッチというところでは打線も組みやすい。3番というイメージはしている」と構想を披露。今季は糸井の52試合を筆頭に9選手が3番を務めたが、合計打率2割6分1厘と苦戦した打順だけに、大幅な上積みが期待される。
打者としてのタイプについて、指揮官は「西武でパフォーマンスしていたデストラーデ」と、90〜92年に3年連続本塁打王となった史上最高の助っ人スイッチヒッターになぞらえた。さらに03年日本シリーズでの自身の対戦経験をもとに、01年からダイエー(現ソフトバンク)に4年間在籍して通算打率3割2厘、86本塁打を残したバルデスも列挙。「めちゃ選球眼が良くて、勝負強くて嫌だった」と高い期待を寄せた。
父のメル・ロハスはメジャー通算34勝の投手で、スコアボードやユニホームの背ネームには「Jr.(ジュニア)」と付くことも決まった。先発ローテ候補のアルカンタラ、チェンに続く大型補強。16年ぶりのリーグ制覇へ、準備は整った。
◆メル・ロハス・ジュニア(Mel Rojas Jr.)1990年5月24日、米インディアナ州生まれ。30歳。2010年ドラフト3巡目でパイレーツと契約し、16年5月にブレーブスへ移籍。メジャー経験はないが、3A通算259試合で打率2割6分4厘、21本塁打、109打点。17年6月に韓国KTへ移籍。18年から3年連続打率3割&100打点をマークし、今季は47本塁打、135打点で2冠とMVPに輝いた。17年WBCドミニカ共和国代表。189センチ、102キロ。右投両打。
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2020/12/26(土) 6:00配信
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阪神タイガース新外国人 メル・ロハスJr. 2020年ホームラン集(今季48HR中の43HR)