0001ジョーカーマン ★
2021/04/18(日) 22:26:40.11ID:CAP_USER9その中でも安定した地位を築きつつあるのが大島優子(32)だろう。
かつては前田敦子と共に、総選挙でセンターの座を競い合った大島。
前田が映画などで評価される一方で、大島は地上波テレビを主戦場としている。
大島が初めてつかんだテレビの世界における当たり役は、2017年1月期に放送された『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の鳥居小雪役ではないだろうか。
小雪は、吉高由里子演じる主人公の親友で、彼女たちが日々女子会を繰り広げる居酒屋の店主の一人娘だ。
店の客との不倫関係に悩む30歳女性という役どころは、アイドル時代の大島のファンにとっては、なかなか衝撃的だったことだろう。
大島は、浮気男役の田中圭を相手にキスシーンも披露。
『東京タラレバ娘』は視聴率2桁をキープする人気作となり、昨秋にはスペシャルドラマ『東京タラレバ娘2020』も放送された。
大島は、いわゆるアラサー世代に入ってから女優として開花したように思われる。
2019年に放送されたNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、「女優・大島優子」の力量に気づかされた視聴者も多かったはずだ。
ヒロインの幼なじみ役を演じた大島は、少女時代のセーラー服の可憐さはもちろんだが、むしろ物語後半での「おばちゃん」演技の自然さが絶賛された。
大所帯のアイドルグループの中心でキラキラ輝いていた大島だが、女優としては、主演よりも名バイプレイヤー、脇で良い味を効かせる役割が向いているのかもしれない。
ドラマ・映画ライターの小田慶子氏は、大島がもともと子役として活動していたことに着目する。
「子役出身の役者さんに共通するのは、すぐに監督や脚本家の意図を的確につかみ、そのとおりに演じられること。だから、監督たちに喜ばれ、重宝されます。大島さんは、主演ドラマ『ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜』(2015年、TBS系)の公式ビジュアルブックで『現場で衣装に着替えると、この役にスポッと入れる』と語っており、天性の女優だと言えるでしょう。アイドルが女優になったのではなく、逆に女優が一時期アイドルをやっていたということなのかも」(小田氏)
小田氏が続ける。
「AKB在籍中は『私が恋愛できない理由』(2011年、フジテレビ系)で『私、バージンなの』と言うセリフがあるなど、アイドルとしての存在感を買われていた印象もありましたが、ここ数年は『東京タラレバ娘』で不倫する役を演じたり、『スカーレット』では野菜かごを担ぐたくましい関西のおばちゃんを演じたりと、アイドルイメージが抜けてきました」
大島が30歳近くなって花開いたのは、2014年にAKB48を卒業してからアイドルのイメージが抜けきるまで、数年の時間を要したということなのかもしれない。
小田氏は、大島のさらなる伸びしろに期待している。
「ただ、アンサンブルのひとりでは、大島さんのポテンシャルが活かしきれていない感はあって、2020年公開の映画『生きちゃった』で石井裕也監督が『パワーの放出の仕方に若干戸惑っているんじゃないか』とその点を見抜き、濡れ場も死ぬシーンもある高いハードルを課したのはさすがだと思います。ドラマでも、そういった底力を見せられる役柄にキャスティングしてもらえるといいと思います。
新ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)ではスピード狂の医師ということで、キャラは立っているよう。いっそラスボス的な真犯人だったというぐらいの落差もほしいですね」
4月11日スタートの広瀬すず×櫻井翔のW主演ドラマ『ネメシス』で、大島は、ハンドルを握ると人格が変わるほどのスピード狂の医者・上原黄以子役を演じている。
彼女の新たな当たり役となるか注目だ。
今春からはミニストップとキリンビール「ホワイトストップ」の2本のCMでイメージキャラクターを担当している。
グループ卒業から数年経って女優としても本格ブレイクを迎えつつある印象の大島。
この堅実な歩みこそが、彼女がしっかりとした地力の持ち主である証拠と言えそうだ。
http://news.yahoo.co.jp/articles/d3b87ff8770f50ac1f5699d5066b38811bd4322d
ドラマ『ネメシス』 大島優子
元AKB48 大島優子