2021年05月04日 12:44
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/05/04/kiji/20210504s00001007301000c.html
ツインズの前田健太投手(33)は3日(日本時間4日)、ミネアポリスでのレンジャーズ戦に今季6度目の先発登板。2回は1死一、二塁のピンチを招くが、7番・カイナーフェレファをスライダーで遊ゴロ、8番・カルバーソンを92マイル(約148キロ)の直球で空振り三振。3回も2死一、二塁で4番・ギャロと対戦するが、92マイルの直球で空振り三振とピンチで力投を見せた。
前田はこの日8奪三振。特に直球で3つの空振り三振と追い込んでからの力勝負が好結果をもたらした。味方が2回、3回に1点ずつ得点、前田は6回表先頭のソラックを三ゴロに打ち取ったところで降板した。
試合後の一問一答は以下の通り。
――今日の内容。
「前の2試合結果がよくなかったが、前回くらいから内容はよくなってきてはいた。投手コーチと修正を加え、今日はいい感覚で投げられ無失点で抑えられた」
――去年のように三振が多かった。
「悪いときは三振が取れない。今日は球数が多かったが、三振を取れるボールが増えてきた。プラスになる内容だった」
――投手コーチと何を修正したか。
「投球フォームで良い時と悪い時とではズレがあったこと、変化球の感覚、あと試合の中のメンタル的な部分で昨年と違うところがあったので、全てにおいて修正しました」
――2回、3回は球数が多くなったが。
「二死から四球を出し自分で招いたピンチだった。あそこで点を取られると悪い登板になってしまうので、なんとか粘ろうと、気持ちを入れて投げられた」
――ピッチングでまだ改善の余地はあるか。
「変化球の曲がりはだいぶ良くなった。曲がらないスライダーとかを打たれていたが、今日は曲がりが安定していた。ただ少し狙ったところから外れて球数が多くなったので、そこを減らせばもっといい結果につながる」
――ピンチを切り抜けたのは両方高めの直球だった。
「高めのストレートで三振を取れたのはすごく大きい。相手打者にまっすぐで三振を取れると見せることができれば変化球も有効になってくる。そこはよかった」
――4月チームは苦しんだが、5月は勝ち始めている。
「うまく行かないとどうしてもチームの雰囲気は悪くなる。監督やネリー(ネルソン・クルーズJR)がチームを鼓舞するミーティングを開き、いいい雰囲気になるよう努力してくれている。勝っていけば乗っていける。いい状態で5月を過ごしたい」
――チームメイトのロブレスが日の丸のはちまきをしている。「僕が日本の国旗のはちまきをいくつか買って選手にプレゼントした。練習でつけてくれるんですけど、ロブレスはなぜか試合中もつけている」