2021ロンジンワールドレーシングアワードが現地25日に英ニューマーケットの競馬博物館を舞台に映像配信され、「ワールドベストレースホース」「ワールドベストレース」の最終順位が発表された。
「ワールドベストレースホース」はアメリカのニックスゴーでレーティング129。英国のアダイヤーとミシュリフ、アイルランドのセントマークスバシリカがレーティング127の2位タイに続いた。日本調教馬ではコントレイルの5位(レーティング126)が最高で、エフフォーリアが10位タイ(レーティング124)で続いている。
着順上位4頭のレーティングを基にする「ワールドベストレース」には、フランスの凱旋門賞(レーティング124.75)が選出。この賞が創設された2015年以降では5回目(2015、2017、2018、2019年)の世界一となった。
日本のレースではエフフォーリアが制した天皇賞(秋)がレーティング123.00の世界4位で最高。天皇賞(秋)は芝2000mのレースとして最高に位置づけられている。これに続くのは有馬記念の8位タイ(レーティング122.00)、大阪杯の10位(レーティング121.75)で、これら3レースがベスト10入りを果たした。
また、牝馬限定戦はラヴズオンリーユーが制したブリーダーズカップフィリー&メアターフがレーティング117.50(全体57位タイ)、3歳限定戦はケンタッキーダービーのレーティング122.50(全体5位)で世界最高だった。
なお、12月1日に発表済みの「ワールドベストジョッキー」はR.ムーア騎手が2014、2016年に続く3回目の受賞を果たしている。
日本調教馬上位
5位 126 コントレイル
10位 124 エフフォーリア
15位 123 グローリーデイズ
27位 121 ディープボンド
36位 120 クロノジェネシス、グランアレグリア、シャフリヤール、テーオーケインズ
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