1/17(火) 16:28配信
スポニチアネックス
阪神大震災28年 宮根誠司、言葉が出なかった被災地中継「どこをどうしゃべるのか理解できなくて」
フリーアナウンサー宮根誠司(59)が17日、MCを務める日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演し、この日で28年を迎えた阪神大震災当日について思いを語った。
95年のこの日の早朝に発生した震災では、6434人が犠牲になった。宮根は朝の情報番組に出演していたという。「私は当時、朝の番組やっておりまして、番組が終わってヘリコプターで神戸の街を飛んで生中継したんですが、この状況をしゃべれなかったです。どこをどうしゃべるのか、まったく理解できなくて」。声を震わせながら惨状を振り返った。
番組では、震災直後の映像がVTRで流された。がれきの中から身内と思われる人の衣服が見つかったことを告げられ、その場に座り込んでしまう被災者の姿も。神戸市ではこの日、追悼式典が開かれ、28年たっても癒えない、身内を亡くした人の悲痛な声も届けられた。
宮根は「後に取材に行くんですけど、僕たちはこうやってアナウンサーとして数字を読み上げるんですけど、そのお一人お一人の人生があって、お一人お一人にご家族がいたり、親しい人がいるというのは、とても大きいわけですよね」と話し、命の重さと向き合う被災者の思いを代弁。「語り継ぐって言いますけど、親しい人を亡くされた方、家族を亡くされた方にとっては、まだ28年前の時は止まったままだって」とも話した。
2011年には東日本大震災も発生。被災地復興へ道のりにゴールは見えない。宮根は、「東日本大震災のような大きな災害もそうなんですけど、本当の復興というのは何なのか?いまだに阪神・淡路大震災から答えは導き出せないんですよ」と無念を口にしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/03b29963c41074d7df68511fd3754876b4ec1f7f