1月21日(日本時間22日)にブラジル・リオデジャネイロで開催された総合格闘技イベント『UFC 283』のライトヘビー級マッチにて、
元PRIDEミドル級GP王者で元UFCライトヘビー級王者のマウリシオ・ショーグン・フア(41=ブラジル)が若手のイホール・ポティエリア
(26=ウクライナ)に初回TKO負け。現役生活に終止符を打った。
ショーグンは日本の格闘技ファンにもおなじみの人気選手。PRIDEミドル級GP2005で優勝し、UFCでも10年にリョート・マチダを下し
ライトヘビー級王者に。しかし過去2年で2連敗と勝ち星がなく、今回を引退試合にすると宣言していた。
対するポティエリアはコンバットサンボとパンクラチオンの国際大会で優勝した才能ある若手選手。昨年7月のUFC初戦は黒星だったが、
それまで13連勝とその強さに陰りはない。
母国でのラストマッチ。ショーグンがケージに入ると会場は大歓声が沸き上がる。
試合は1R、序盤から積極的にミドル、ローを蹴るショーグン。ポティエリアが踏み込んでパンチの距離を作ると、ショーグンが先に
左右の拳を振り、左フックをクリーンヒットさせる場面も。
しかし、ラウンド終盤、ポティエリアの右フックがショーグンのテンプルにヒット! グラつくショーグンにポティエリアが怒涛の連打。
ショーグンがヒザをついて崩れると、ポティエリアがさらに追撃パンチ。亀の様に丸くなるショーグンを見て、レフェリーが試合を止めた。
1R4分5秒、ショーグンのラストマッチはTKO負けに終わった。ショーグンは「母国での引退試合で勝てなかったこと、申し訳ない。
しかし私はこれで最後だ。UFCで16年、トータルで21年間の私の格闘技人生はここで幕を閉じる。ダナ、ロレンゾ、UFC関係者、
ファン、全てに感謝する」とラストメッセージ。会場はスタンディングオベーションと大歓声に包まれた。
WME-IMG
『UFC 283』
1月22日(日本時間)ブラジル・リオデジャネイロ/ジュネス・アリーナ
▼ライトヘビー級
●マウリシオ・ショーグン・フア(ブラジル)
TKO 1R4分5秒 ※右フック→パンチ連打
○イーホル・ポティエリア(ウクライナ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3869f54a237b8675c22e6c007e5177196060a1de