ローマ歌劇場来日「椿姫」と「トスカ」公演 「伊の芸術に自信」
2023/9/16 10:00 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230916-W3KHUI5D4NKI7AVHQDR7XEWURA/
ローマ歌劇場が「椿姫」と「トスカ」というイタリアオペラを代表する2演目をもって来日公演を行っている。公演直前の9月11日、都内のホテルで記者会見が行われた。同歌劇場のフランチェスコ・ジャンブローネ総裁は「イタリアのオペラにイタリアの指揮者、それに合唱団にバレエ団も連れてきました。私たちはイタリアの芸術を紹介できることに自信を持っています」と話した。
ローマ歌劇場は1880年、コスタンツィ劇場として開場した。1900年には「トスカ」を世界初演している。王立歌劇場、そして46年にローマ歌劇場に改称された。終身名誉指揮者のリッカルド・ムーティ、音楽監督ダニエレ・ガッティに続き、ミケーレ・マリオッティが昨年11月、音楽監督に就任した。今回で5度目の来日公演になる。
マリオッティは1979年、イタリア・ペーザロ生まれ。ロッシーニ音楽院で学んだ。2008年から18年までボローニャ歌劇場の音楽監督などを務めた。
中略
「椿姫」の演出はアメリカの映画監督・プロデューサー・脚本家のソフィア・コッポラ。父は映画「ゴッドファーザー」のフランシス・フォード・コッポラ監督。衣装は「ヴァレンティノ」のデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ。このプロダクションはローマ歌劇場で2016年に初演された。
2008年に初演された「トスカ」の演出はイタリアの著名な映画監督で演出家フランコ・ゼッフィレッリ。生前「様式にかなった舞台美術に、新たな工夫をいくつか。音楽やドラマを守っていれば決して間違うことはない。極悪な官憲、その手先、堂守まで、一人一人がかけがえのない登場人物だ」と話している。
※全文はリンク先で