荒川弘原作による実写映画「鋼の錬金術師」の公開を記念し、同作のファンイベントが去る7月12日に東京・新宿ピカデリーにて開催された。
「鋼の錬金術師」の連載がスタートした7月12日に実施された同イベント。第1部のマンガ・アニメパートには、アニメでエド役を務めた朴ろ美、アル役を務めた釘宮理恵の2名が登壇した。実写映画化を聞いた際の心境を問われると、朴は「実は実写映画の衣装を担当している西原梨恵ちゃんって、私の大親友なんです」と告白。「彼女から『ろ美さんがやってた作品の衣装やるんだ』って聞いてびっくりして。すごくうれしくて(『ハガレン』の)マンガを全巻貸しました」というエピソードを明かした。一方の釘宮は同作を「埋もれてほしくない作品」と述べながら、「こうやって時を経ても新たなものが生まれて、『鋼』ってすごいんだなって改めて感じました」と述懐した。
また朴は「ハガレン」を「いろんなことを教えてくれる作品」と説明しながら、「私にとってはバイブル、聖書的なものになっている」とコメント。釘宮も「『鋼』に携わっていたことが聖域化されている」と言い、「『立って歩け、前へ進め』というセリフを含め、『鋼』に影響を受けている人生だなと思います」と感慨深げに語った。
さらに2人が選んだアニメ「ハガレン」の好きなシーンの発表も。朴は幼いエドとアルが無人島での修行で「全は世界」「一はオレ」と答えを導き出すシーン、釘宮は傷の男(スカー)と初めての戦いのあと、ケンカをするエドとアルのシーンをセレクトした。また好きなセリフとして、釘宮はアルの「兄さん」、朴はエドの「アルフォンス」を選出。2人は仲睦まじい様子を見せながら、それぞれが好きなシーンとセリフについて語り合った。加えて今秋開催される原画展「鋼の錬金術師展」の紹介コーナーでは、朴と釘宮が声を務めた展覧会のCM3本を上映。続けて2人が声を吹き込む会場限定音声ガイドの公開アテレコが行われ、会場に集ったファンは生で展開されるエドとアルの掛け合いを聞き入った。
その後は映画パートへ突入し、ウィンリィ役の本田翼、ヒューズ中佐役の佐藤隆太、エンヴィー役の本郷奏多、監督の曽利文彦の4名が登場。本田と曽利監督が同行した「ワールド弾丸ツアー」のエピソードが語られたほか、メインキャラクター9名のビジュアル、新たな予告編がいち早く公開された。本田は「ウィンリィを演じるのはすごくプレッシャーを感じた。私自身『鋼の錬金術師』は連載当初から読んでいて大ファンなので、自分がウィンリィを演じることにうれしさと不安が混じり合って、言葉が出ない気持ちになりました」と心境を述べた。佐藤は「ファンが多い役と聞いていたので、見た目から『ヒューズだ』と思ってもらえるように、僕のすべてを出しました」と気合を見せ、本郷は「どうやってエンヴィーのビジュアルを作っていこうか、監督とたくさん打ち合わせして、こだわって作りました」と説明した。
そのほかイベントでは、映画の入場者特典として荒川描き下ろしによる「特別編コミックス」が配布されることも発表され、ともに原作ファンだという本田と本郷は「すごい!」「欲しい!」と興奮。また荒川からのコメントも到着し、「ファンの皆様には、新たなものが観られるという楽しみ。そして映画館という大きなスクリーンで観られる楽しみ。映画館でみんなと一緒に観られる楽しみを体験してもらいたいです。山田(涼介)くんやキャストの皆様のファン、まだ原作を知らなかった人たちにも、ぜひ映画を入り口に『鋼の錬金術師』を知っていただけたらと思ってます」と司会により代読されると、会場からは大きな拍手が贈られた。
そして本日最後の新情報として、劇中に登場する猫・ぼーちゃんの役名が“ニャルフォンス”に決定したことが発表される。ステージに登壇したぼーちゃんは、大勢の観客の前で緊張した表情を見せるが、その愛くるしい姿でキャスト陣と観客を癒やした。
「鋼の錬金術師」は2001年から2010年にかけて、月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された作品。幼き日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描く。映画は12月1日にロードショー。
http://natalie.mu/comic/news/240599
「鋼の錬金術師」の連載がスタートした7月12日に実施された同イベント。第1部のマンガ・アニメパートには、アニメでエド役を務めた朴ろ美、アル役を務めた釘宮理恵の2名が登壇した。実写映画化を聞いた際の心境を問われると、朴は「実は実写映画の衣装を担当している西原梨恵ちゃんって、私の大親友なんです」と告白。「彼女から『ろ美さんがやってた作品の衣装やるんだ』って聞いてびっくりして。すごくうれしくて(『ハガレン』の)マンガを全巻貸しました」というエピソードを明かした。一方の釘宮は同作を「埋もれてほしくない作品」と述べながら、「こうやって時を経ても新たなものが生まれて、『鋼』ってすごいんだなって改めて感じました」と述懐した。
また朴は「ハガレン」を「いろんなことを教えてくれる作品」と説明しながら、「私にとってはバイブル、聖書的なものになっている」とコメント。釘宮も「『鋼』に携わっていたことが聖域化されている」と言い、「『立って歩け、前へ進め』というセリフを含め、『鋼』に影響を受けている人生だなと思います」と感慨深げに語った。
さらに2人が選んだアニメ「ハガレン」の好きなシーンの発表も。朴は幼いエドとアルが無人島での修行で「全は世界」「一はオレ」と答えを導き出すシーン、釘宮は傷の男(スカー)と初めての戦いのあと、ケンカをするエドとアルのシーンをセレクトした。また好きなセリフとして、釘宮はアルの「兄さん」、朴はエドの「アルフォンス」を選出。2人は仲睦まじい様子を見せながら、それぞれが好きなシーンとセリフについて語り合った。加えて今秋開催される原画展「鋼の錬金術師展」の紹介コーナーでは、朴と釘宮が声を務めた展覧会のCM3本を上映。続けて2人が声を吹き込む会場限定音声ガイドの公開アテレコが行われ、会場に集ったファンは生で展開されるエドとアルの掛け合いを聞き入った。
その後は映画パートへ突入し、ウィンリィ役の本田翼、ヒューズ中佐役の佐藤隆太、エンヴィー役の本郷奏多、監督の曽利文彦の4名が登場。本田と曽利監督が同行した「ワールド弾丸ツアー」のエピソードが語られたほか、メインキャラクター9名のビジュアル、新たな予告編がいち早く公開された。本田は「ウィンリィを演じるのはすごくプレッシャーを感じた。私自身『鋼の錬金術師』は連載当初から読んでいて大ファンなので、自分がウィンリィを演じることにうれしさと不安が混じり合って、言葉が出ない気持ちになりました」と心境を述べた。佐藤は「ファンが多い役と聞いていたので、見た目から『ヒューズだ』と思ってもらえるように、僕のすべてを出しました」と気合を見せ、本郷は「どうやってエンヴィーのビジュアルを作っていこうか、監督とたくさん打ち合わせして、こだわって作りました」と説明した。
そのほかイベントでは、映画の入場者特典として荒川描き下ろしによる「特別編コミックス」が配布されることも発表され、ともに原作ファンだという本田と本郷は「すごい!」「欲しい!」と興奮。また荒川からのコメントも到着し、「ファンの皆様には、新たなものが観られるという楽しみ。そして映画館という大きなスクリーンで観られる楽しみ。映画館でみんなと一緒に観られる楽しみを体験してもらいたいです。山田(涼介)くんやキャストの皆様のファン、まだ原作を知らなかった人たちにも、ぜひ映画を入り口に『鋼の錬金術師』を知っていただけたらと思ってます」と司会により代読されると、会場からは大きな拍手が贈られた。
そして本日最後の新情報として、劇中に登場する猫・ぼーちゃんの役名が“ニャルフォンス”に決定したことが発表される。ステージに登壇したぼーちゃんは、大勢の観客の前で緊張した表情を見せるが、その愛くるしい姿でキャスト陣と観客を癒やした。
「鋼の錬金術師」は2001年から2010年にかけて、月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された作品。幼き日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描く。映画は12月1日にロードショー。
http://natalie.mu/comic/news/240599