1名無し募集中。。。2018/10/24(水) 15:32:37.210
Q マッチメイカーをしていたとのことですが、主にどのようなことをするのでしょうか?
高橋:(当時の新日本プロレスは)通常、1日の試合はオープ二ングの第1試合から、メインイベントの8試合か、9試合まであります。
マッチメイカーはその対戦カードを前日までに作り、リングアナウンサーに渡します。
リングアナウンサーが対戦カードを紙に大きく書いて、日本人選手の控室と、外国人選手の控室に貼ります。
当日、選手が控室へ入り、最初に見るのは対戦カードです。「俺は何番目の試合で、対戦相手は〇〇か」とわかるわけです。
マッチメイカーは、試合のことが頭から離れないものです。特にテレビ(テレビ朝日)放送する試合は、かなり前からその日の試合のことを考えています。
対戦カードと試合のストーリーやどちらを勝ちにするか、という結末まで、夜も眠れないほどに思いをめぐらせることはざらにあります。
あの頃、武藤(敬司)、蝶野(正洋)、橋本(真也)を(新日本プロレスが)デビューさせたのですが、私がマッチメイカーでした。
彼らとは年齢が離れているから、酒を飲んでざっくばらん話をしたことはないですね。向こうが気疲れするでしょうし。
Q プロレスには、やはり、「筋書き」があるのですか…。たしかに、そうでないとあそこまで技をきれいにかけることは難しいのかもしれませんね。
同じ選手が総合格闘技の試合に出ると、技をかけることがなかなかできない。私が取材をしたあるプロレスの選手(1960〜1990年代に現役)は、
対戦相手と事前に電話で話をしながら、試合の展開を詳細に決めたと話していました。
高橋:『流血の魔術 最強の演技』に書いたとおり、プロレスはショービジネスです。
少なくとも今のファンは、ショービジネスであることを承知のうえで、試合を観戦し、楽しんでいます。
1999年にアメリカでWWF(後のWWE)が株式公開する際に、「プロレスはショービジネス」であるとカミングアウトしました。
本家のアメリカのプロレスの団体がそのように言っているのに、日本のプロレスが「試合は真剣勝負だ」と言っても説得力がありません。
日本人の試合が真剣勝負だとすると、アメリカから来た選手と試合でかみ合うわけがないですよね。
私がマッチメイカーをしていた頃は、試合のストーリーを決めていました。詳しく決めるのは、
セミファイナルとメインイベントぐらいです。その前までの試合は、だいたいの内容だけを選手に伝えておきます。“勝ち負け”はマッチメイカーである私があらかじめ決めておきました。
そのうえでたとえば、「〇〇(選手の名前)、悪いけど、今日は“負け”だからね。どういうふうにして負けたらいいのか、インパクトのある方法を2人で考えておいて…」と伝えます。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14272?page=2
高橋:(当時の新日本プロレスは)通常、1日の試合はオープ二ングの第1試合から、メインイベントの8試合か、9試合まであります。
マッチメイカーはその対戦カードを前日までに作り、リングアナウンサーに渡します。
リングアナウンサーが対戦カードを紙に大きく書いて、日本人選手の控室と、外国人選手の控室に貼ります。
当日、選手が控室へ入り、最初に見るのは対戦カードです。「俺は何番目の試合で、対戦相手は〇〇か」とわかるわけです。
マッチメイカーは、試合のことが頭から離れないものです。特にテレビ(テレビ朝日)放送する試合は、かなり前からその日の試合のことを考えています。
対戦カードと試合のストーリーやどちらを勝ちにするか、という結末まで、夜も眠れないほどに思いをめぐらせることはざらにあります。
あの頃、武藤(敬司)、蝶野(正洋)、橋本(真也)を(新日本プロレスが)デビューさせたのですが、私がマッチメイカーでした。
彼らとは年齢が離れているから、酒を飲んでざっくばらん話をしたことはないですね。向こうが気疲れするでしょうし。
Q プロレスには、やはり、「筋書き」があるのですか…。たしかに、そうでないとあそこまで技をきれいにかけることは難しいのかもしれませんね。
同じ選手が総合格闘技の試合に出ると、技をかけることがなかなかできない。私が取材をしたあるプロレスの選手(1960〜1990年代に現役)は、
対戦相手と事前に電話で話をしながら、試合の展開を詳細に決めたと話していました。
高橋:『流血の魔術 最強の演技』に書いたとおり、プロレスはショービジネスです。
少なくとも今のファンは、ショービジネスであることを承知のうえで、試合を観戦し、楽しんでいます。
1999年にアメリカでWWF(後のWWE)が株式公開する際に、「プロレスはショービジネス」であるとカミングアウトしました。
本家のアメリカのプロレスの団体がそのように言っているのに、日本のプロレスが「試合は真剣勝負だ」と言っても説得力がありません。
日本人の試合が真剣勝負だとすると、アメリカから来た選手と試合でかみ合うわけがないですよね。
私がマッチメイカーをしていた頃は、試合のストーリーを決めていました。詳しく決めるのは、
セミファイナルとメインイベントぐらいです。その前までの試合は、だいたいの内容だけを選手に伝えておきます。“勝ち負け”はマッチメイカーである私があらかじめ決めておきました。
そのうえでたとえば、「〇〇(選手の名前)、悪いけど、今日は“負け”だからね。どういうふうにして負けたらいいのか、インパクトのある方法を2人で考えておいて…」と伝えます。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/14272?page=2