液状化の被害が相次ぎ、新潟市西区では連日、ボランティア活動が続いています。
そんな中、万が一に備え地震保険に加入していたという被災者も。
しかし、支払われることになった保険金は50万円。予想外の額に頭を悩ませていました。
ボランティアによって大量の土のう袋が積まれていたのは新潟市西区善久の山田定雄さんの住宅です。
山田さん
「本当助かりましたよ、ありがたかった」
山田さんの住宅は、元日の地震で地盤が液状化し、建物が20センチほど沈んだといいます。
液状化は家の中にも影響を及ぼしていました。隆起して閉まらなくなってしまった床下収納。
そして、外が見えるほど深く亀裂の入った壁。家は大きく傾き、椅子や机の脚には傾斜を埋めるために本が挟められています。
山田さんによると、60年前の新潟地震でもこの地域では液状化が発生したといいます。その跡地に家を建てたため、万が一に備えて地震保険に加入していました。
保険金の上限は1000万円でしたが。保険会社による調査の結果、支払われる保険金は50万円と伝えられました。
山田さん
「雀の涙っていう言葉よく聞きますけどどうにもならないですよ、そんなお金いただいても払ってる金額の方が何倍も払ってるんですよ。払わないで自分で貯金した方がよかった感じですよね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/de5bbc229d1f8825299dedf6b12cc0ee01e1bc73