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さあ、存分に!
VIPQ2_EXTDAT: none:none:1000:512:----: EXT was configured こいつ、ただのコネだけ男
なぜそんな強いコネがあるのか?
マスコミはなぜそれを暴露しないのか?
そして、こいつの正体な?
みなさんは、わかりますよね?
パクリミュージシャン星野源 盗作一覧 最新版
星野 源 - 恋
安井洋介 - YO-KAI DISCO
サビが丸パクリw
パクリだとバレないようにメロディーを所々いじっているwww
作曲知識のある人なら分かるが、サビの入る前もパクってるw
星野 源 - Week End
Tuxedo - Do It (Official Video)
マイナースケールをメジャーにしただけ
そのまんまのパクリw
可愛い奥様@無断転載は禁止
2017/01/31(火) 22:58:08.87 ID:mCPIotTc0
SUNという曲はもともとアニメ「ほしのこえ」のED用の曲で未完成の曲
これを新海誠は採用せずにほったらかしになっていたものを
なぜか作詞作曲星野源でリサイクルされたもの
リサイクルなのかカニバリズムなのか
だから星野源は生歌ではまともに歌えない へたくそでしかない
本人が作曲していたら自分で歌えるキーで作曲するのが普通だが
「SUN ほしのこえ」はネットのどこかに探せばあるのだろうか?
YO-KAI DISCOの原曲、星野源『恋』誕生秘話
曲制作に取りかかるも、なかなか納得のいく楽曲が出来ずに悩んでいたという星野は、
「全然ワクワクしなくて、『どうしよう…』と思っている時に、
トイレに入って、ふと、『速くしてみたらどうだろう』と思って頭のなかでグーンと速くしていったんですよ、テンポを。
そうしたら『これだ!』と思って」と、思わぬところで「恋」が完成したことを明かした。
「ターニングポイントはトイレでした」と笑顔で楽曲誕生秘話を話す星野に、
田中も、「恋」のサビの歌詞になぞらえて「“トイレの中にある曲”ですね」と談笑した。
https://mdpr.jp/news/detail/1678813
人の曲(YO-KAI DISCO)をパクっておいて、トイレで恋のサビが出来たなんて。。。
この記事を見て悲しくなった。星野源の人間性を疑いますね。
因みにテンポは,YO-KAI DISCO BPM=153
星野源『恋』 BPM=158
ほぼ一緒 >>10 YO-KAI DISCOの原曲、星野源『恋』誕生秘話 ×誤り
星野源『恋』の原曲安井洋介『YO-KAI DISCO』だった ○正しい
特に好きでも嫌いでもないが、曲がものすごくつまらない曲でびっくりした
声域狭いし
邦楽もおもしろいけど、小遣い稼ぎの方法とか
グーグル検索⇒『増田のセンジョイウツツノ』
BAE939R21A
☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
すでに可能です。平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆
YO-KAI DISCOの原曲、星野源『恋』誕生秘話
曲制作に取りかかるも、なかなか納得のいく楽曲が出来ずに悩んでいたという星野は、
「全然ワクワクしなくて、『どうしよう…』と思っている時に、
トイレに入って、ふと、『速くしてみたらどうだろう』と思って頭のなかでグーンと速くしていったんですよ、テンポを。
そうしたら『これだ!』と思って」と、思わぬところで「恋」が完成したことを明かした。
「ターニングポイントはトイレでした」と笑顔で楽曲誕生秘話を話す星野に、
田中も、「恋」のサビの歌詞になぞらえて「“トイレの中にある曲”ですね」と談笑した。
https://mdpr.jp/news/detail/1678813
人の曲(YO-KAI DISCO)をパクっておいて、トイレで恋のサビが出来たなんて。。。
この記事を見て悲しくなった。星野源の人間性を疑いますね。
因みにテンポは,YO-KAI DISCO BPM=153
星野源『恋』 BPM=158
ほぼ一緒だ 星野源ドラえもんAメロはYO-KAI DISCOのサビと一緒
個人的にはオタク的な一面もり素敵な方で推し俳優でーーすw
ナオトインティライミの超絶劣化版
こいつの歌聴いてるやつ、ナオトインティライミの歌聴いたらナオト最高とかいって2秒でファンやめそう
見るからにバカそうなのに眼鏡かけたりインテリぶった格好してんのが面白いw
ウンコ漏らした時点でインテリ路線は不可能ですw残念w
コイツに顔似てると某所で言われ
検索して、実際、ちょっと似てて
唖然とした(笑)
色んな事に手を出してるけど
コイツ売れてんの?
推してる企業に踊らされてるだけちゃうの?
コイツの顔見てると、ぶん殴りたくてしょうがない
そんな顔してるよな
(_(_(_, ヽ
, ─── 、 (⊃_ ノヽ
┃ ┃┃ /WWW \ \ l l
┣━ | | l \ll/ ヽ/^ヽノ |
┃ | | (| (。) ∠ ノ ! このイカサマ野郎ー!
┃┃ | | / (二) / ⌒ヽ | | /
━╋┓ /| l _ /\ \| l l く
\\ ┃┃ |\/ |/| (__/ \ ヽ ノ // \
\\ _| _└ ヽー`ー`─ ´ /´
☆ \ (ヽ \ |  ̄ ̄ ̄ / ⌒ヽ
/⌒ヽ ∠ \\/ヽ l  ̄ ̄| 二|
/ /\ |/ヽ/\ ヽ_ノ ヽ、_ ヽ_,_ノ
l_/\/\ /\/  ̄ \
↑腐れ星野(笑)
芸能人て交通事故案外あるけど
そういうので死なないかなあ
萩原流れや桜塚やっくんみたいな感じで
イカれたファンに殺されてほしいな通り魔的な感じで
顔面めった刺しとかで生きながらえても芸能人生命は終わりとかでもいいやとにかく早く消えてほしい
ファンにやられても、ジョンレノンみたいに伝説とはならず
数年で風化されて、忘れられるんだろうね
かわいそうなやつ( ´,_ゝ`)
なんかのもうすぐ消えそうな芸能人みたいなランキングに入ってた
安っぽいくせにアーティストとか文筆家とか自分で名乗ってんじゃねーよ自意識過剰のイロモノがw
蝶野正洋ばりのケンカキックを
コイツの顔面にお見舞いしたい
全盛期の福山レベルにも達してねぇよあんなキモブサジジィ
もういい加減ガッキーに粘着するのをやめて欲しい
いつまでも逃げ恥人気に便乗してガッキーがこいつに利用されるのにガッキーのファンはうんざりしてるよ
人間のドロドロした気持ち悪い部分とか私利私欲にまみれた顔って感じ
(_(_(_, ヽ
, ─── 、 (⊃_ ノヽ
┃ ┃┃ /WWW \ \ l l
┣━ | | l \ll/ ヽ/^ヽノ |
┃ | | (| (。) ∠ ノ ! このイカサマ野郎ー!
┃┃ | | / (二) / ⌒ヽ | | /
━╋┓ /| l _ /\ \| l l く
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\\ _| _└ ヽー`ー`─ ´ /´
☆ \ (ヽ \ |  ̄ ̄ ̄ / ⌒ヽ
/⌒ヽ ∠ \\/ヽ l  ̄ ̄| 二|
/ /\ |/ヽ/\ ヽ_ノ ヽ、_ ヽ_,_ノ
l_/\/\ /\/  ̄ \
↑腐れ星野(笑)
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
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調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
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「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
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調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
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「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
切れ目のないオーダーを組めるという判断だった。
「チーム全体の最善」を考えた末の決断という訳である。
奇しくも「2番・大谷」も同じ2試合だけの試みだったが、その実験の中で大谷翔平も、
岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
本当のチームの実力者が座る打順は「3番」と言われている。
そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。
この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。
「岡本を3番にしたというより、チーム全体でどのオーダーが最善なのかを考えた結果」
試合後の高橋由伸監督の説明だ。
ただこの「3番・岡本」は、ただ単に好調だからという理由だけではない。
高橋監督が語るようにこれからの巨人のオーダーのベストクオリティーを考えていく上での、
明確な狙いがあったのである。
それは1番の坂本勇人内野手をいかに活かせる打線を組むかということだ。
今季の坂本は開幕から絶好調で、一時は打率4割をうかがう勢いもあったほどだった。
開幕から1カ月半ほど経過したこの中日戦前まででも打率3割6分4厘で出塁率は実に4割4分と高い数字をキープしていた。
しかも2番にはプロ2年目の吉川尚輝内野手が定着。
左打者で足のある吉川も出塁率を3割2分前後でキープしていることで攻撃のバリエーションは大きく広がっている。
要は吉川をつなぎにして1番・坂本と連結できる3番打者を作ることが、
巨人のオーダー編成のテーマなのである。
坂本が1番に座った4月12日のDeNA戦以降、
このキーポジションを任されてきたのはアレックス・ゲレーロ外野手だった。
本来ならクラッチヒッターのケーシー・マギー内野手が適役だが、
そのマギーが今季は開幕から長い不振のトンネルであえいでいる。
そこで長打力のあるゲレーロにお鉢が回ってきた訳だが、
この「3番・ゲレーロ」には少なからず問題があるのも事実だった。
ゲレーロの得点圏打率は2割7分7厘(5月17日現在、以下同)。
打率は3割8厘あるが、チャンスでは逆に率が下がる。
走者を置いての勝負強さに不満が残る結果しか出ていないことがまず1つだ。
そしてさらに問題なのが、ゲレーロは典型的なフリースインガーだということである。
ゲレーロには確かに一発の怖さはある。
その反面、坂本と吉川が繋がって一、二塁となっても、ゲレーロはフルスイングするだけで、
三振で走者を進めることもできないケースが目立っている。
「3番・ゲレーロ」だとベンチは、とにかく打つか、打たないか...
その2つに1つの勝負を覚悟しなければならないのである。
そこで「3番・岡本」というオーダーだ。
「とにかくつなぐ意識で打席に立ちました」
5月11日に初めて3番に入った岡本の言葉である。
「本塁打はヒットの延長」と岡本は言う。
ただフルスイングするのではなく、あくまで走者がいれば走者を生かす打撃、
走者がいなければ四球を含めて塁に出ることを考えて打席に立つ。
言葉を変えれば、その局面で何とかしようという気持ちがあるから、
打てなければおしまいという丁半博打のバッティングではない。
その意識があるから得点圏では通常の打率3割4分5厘を上回る打率3割5分1厘という数字を残している。
セイバーメトリクスの指標で「wRC+」というものがある。
打者の得点創出力を比較したwRCに球場の特性などを加味して出した平均指数で、
100を平均値として数字が大きくなればなるほど、
その選手が得点を生む能力が高いことを示す数字だ。
このwRC+が両リーグトップなのはソフトバンクの柳田悠岐外野手の250(DELTA社データサイト)で
平均値の選手の2.5倍の能力があることになる。
実は岡本のこの値は、DeNAのホセ・ロペス内野手と並んで両リーグ6位の175となっている。
これは坂本の153を上回ってチームトップの数字なのである。
長打もあり、得点圏での勝負強さもあり、塁に出る能力も高い。
要は万能型の選手に成長したことを示す数字なのである。
チャンスでの強さは3番打者としての必須の才である。
と同時にシチュエーションで臨機応変に打撃を変えられることで、
調子のいい1、2番コンビの力を最大限に生かせる。それが今季の岡本の成長点なのである。
「3番・岡本」は中日戦の2試合で8打数3安打の結果を残した。
ただ、最終的にはこの2試合で実験は終わり、岡本の打順はそれまでの5番に戻っている。
そこには色々な理由があるが、6番に座る亀井義行外野手とセットになった方が打線の中盤に厚みが出て、
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岡本も確かなツメ跡は残したことが大きい。
巨人で考えれば近い将来、より具体的に言えばシーズン終盤に「3番・岡本」というオーダーが再び実現することは、間違いないだろう。
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