海外ミステリのオールタイムベストを考察するスレです。
近年はドイツ・北欧ミステリがブームだから、いずれこういうのも
入ってくるかも?
>>3
間違い
きっちり
「海外ミステリーオールタイムベスト10を考察する」
とできなかったか? 「誰もいなくなった・・・」なんて、あんなトリックで真犯人が死んだように見せかけられると
作者は本気で思ってたのかね。あまりに幼稚すぎる。
読み物として面白い部分はあるが、トリックその他が足を引っ張って全体としてはただの凡作。
別スレでも出てたが、「偽のデュー警部」あたりは
ベスト10入りしてもおかしくない傑作と思う
作者の知名度の無さも影響してるんだろうな、きっと
なんだかんだで海外の名作=古典、の認識はまだまだ根強いんだなと感じた
まあ俺自身、海外ものはクイーンやカー辺りしか手を出さない1人だが・・・
何かジャズの世界に似てるな
あちらも近年のどんな素晴らしい演奏よりも
70年代以前の演奏の方が聴かれるし人気も高い
古典の雰囲気、時代背景が好きだから読んでる人もいるぐらいだしね
やっぱ探偵という存在は第二次大戦前の世界が一番馴染む
勝手なイメージだけど、ラヴゼイあたりを読む層は
いわゆる「本格ファン」とはあまり重ならないような気がする
国産本格とか海外黄金時代の作品みたいなのを期待すると、ちょっと違うというか
「偽のデュー警部」に関しては、ベスト10に入るかどうかはともかく、
「東西ミステリーベスト100」でベスト100にも入っていないというのはおかしい。
ラヴゼイは、他にも「猟犬クラブ」、「苦い林檎酒」など
評価の高い作品があるのに、ひとつも入っていないというのは
投票する人に偏りがあるとしか思えない。
「東西ミステリーベスト100」でさらに言わせてもらうと、
クイーンのベストの作品は「オランダ靴の謎」であって、
これこそベスト10に入ってもおかしくないのに、
ベスト100にも入っていない。
>投票する人に偏りがあるとしか思えない。
同感だ。大体この文春の投票、大分前の前回の時と
ベスト5あたりはあまり変わってない
一位の数600票台なんてゴミ数字のランキングなど
殆ど意味ないから出版社のお遊びと捉えてた方がいい。
本格モノ前提みたいな雰囲気のこのスレ
文春と嗜好は違えど似たようなもんだろw
まあ、どこの出版社がやっても「そして誰も」「Yの悲劇」「幻の女」あたりは多分ベスト10に入るだろうな
過去からの色々な海外ミステリーのランキングを振り返ると、
一位の回数NO.1は「Yの悲劇」、NO.2が「そして誰も・・・」てところ。
でももうそろそろこういうのでなく、たとえば一位、二位が
「偽のデュー警部」「キドリントンから消えた娘」
という時代になってもいいと思うんだがね・・・
黄金時代以降、近年までの作品が人気上位に
来るようにならんと海外ものの人気は
下がり続けていくかもという感じを持ってるのは自分だけ?
これまでのランキングをまとめると
1位 幻の女
2位 長いお別れ
3位 Yの悲劇
4位 そして誰もいなくなった
5位 シャーロック・ホームズの冒険
となるイメージがあるがな
自分の感じだと、1〜3位は
1位 Yの悲劇
2位 そして誰もいなくなった
3位 幻の女
というイメージかな。特に「Yの悲劇」が一位に顔を出す結果が多かった印象。
ただ、上にも出てたように毎度それ程変わらないランキングじゃ
面白くないよな、確かに。
もう少し出版社とかも近年の海外ミステリーの
普及・啓蒙に力を注いで欲しいもの。
ウォー『事件当夜は雨』(1960)
R.マクドナルド『さむけ』(1963)
ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』(1963)
ケメルマン『金曜日ラビは寝坊した』(1964)
ウエストレイク『我輩はカモである』(1967)
シューヴァル&ヴァールー『笑う警官』(1968)
フォーサイス『ジャッカルの日』(1971)
ケンリック『スカイジャック』(1972)
デクスター『ウッドストック行最終バス』(1975)
S.キング『シャイニング』(1978)
G.グリーン『ヒューマン・ファクター』(1978)
フランシス『利腕』(1979)
デアンドリア『ホッグ連続殺人』(1979)
エーコ『薔薇の名前』(1980)
ラヴゼイ『偽のデュー警部』(1982)
レンデル『荒野の絞首人』(1982)
デミル『誓約』(1985)
ジェイムズ『死の味』(1986)
トゥロー『推定無罪』(1987)
ハリス『羊たちの沈黙』(1988)
ヒル『骨と沈黙』(1990)
P.コーンウェル『検視官』(1990)
グリシャム『法律事務所』(1991)
エルロイ『ホワイト・ジャズ』(1992)
スミス『シンプル・プラン』(1993)
ダニング『死の蔵書』(1993)
コナリー『ブラック・ハート』(1995)
ディーヴァー『静寂の叫び』(1995)
T.H.クック『緋色の記憶』(1996)
ランキン『黒と青』(1997)
↑そのリスト見ると、もっともっと評価されてもいい作品が目白押しだねぇ……
もっとというのがどのぐらいか判らんけど
時間の問題じゃない?
海外ミステリーは国産と違って、読者の数が古典>新作だろうからなあ
その問題を解決できないかぎりは、ランキングを塗り替える事は無理だと思われる
いつまでも海外ものを古典に頼ってたんでは、その市場はどんどん
縮小してくだろう事を出版社はもっと認識した方がいいな。
力入れて近年ものの啓蒙をしていかないと。
年末のベスト企画がそれにあたるんだろうけど
それらの作品も結局数年経つと入手困難になっちゃうんだよな
一年間で区切ってるのが却って一過性の評価っぽくなってるというか
確かに今の海外新作は、一年間で使い捨て、みたいな感じがあるww
ただ新作の乱発も悪いとは言わないが、良質な作品はずっと宣伝し続けるような
努力もしてほしいよ。
以前60年代以降だかに限った海外ベストのランキングつくらなかったっけ?
で、それ以降似たような企画がないってことは、やはりあんまり歓迎されなかったんだろう・・・
クリスティもクイーンもいないランキングだとなんとなくボリューム不足な印象になるのも
確か。まあそういう印象そのものを打破していかなきゃいけないってことなんだろうが
戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100」文春文庫 95/9/10発行 作品一覧
http://blog.livedoor.jp/ina1/archives/50471357.html
1 2001年宇宙の旅/スタンリー・キューブリック(1968)
2 ウエスト・サイド物語/ロバート・ワイズ(1961)
3 アラビアのロレンス/デビット・リーン(1962)
4 ゴッドファーザー/フランシス・フォード・コッポラ(1972)
5 ブレードランナー/リドリー・スコット(1982)
6 俺たちに明日はない/アーサー・ペン(1967)
7 太陽がいっぱい/ルネ・クレマン(1960)
8 アマデウス/ミロス・フォアマン(1984)
9 スター・ウォーズ/ジョージ・ルーカス(1977)
10 大脱走/ジョン・スタージェス(1963)
11 ディア・ハンター/マイケル・チミノ(1978)
12 アメリカン・グラフィティ/ジョージ・ルーカス(1973)
13 サウンド・オブ・ミュージック/ロバート・ワイズ(1965)
14 E.T./スティーブン・スピルバーグ(1982)
14 ニュー・シネマ・パラダイス/ジョゼッペ・トルナトーレ(1988)
16 ダイ・ハート/ジョン・マクティアナン(1988)
17 気狂いピエロ/ジャン=リュック・ゴダール(1965)
18 ブリキの太鼓/フォルカー・シュレンドルフ(1979)
18 タクシー・ドライバー/マーチン・スコセッシ(1976)
20 勝手にしやがれ/ジャン=リュック・ゴダール(1960)
21 バック・トゥ・ザ・フューチャー/ロバート・ゼメキス(1985)
22 カッコーの巣の上で/ミロス・フォアマン(1975)
23 真夜中のカーボーイ/ジョン・シュレシンジャー(1969)
24 卒業/マイク・ニコルズ(1967)
25 冒険者たち/ロベール・アンリコ(1967)
25 時計じかけのオレンジ/スタンリー・キューブリック(1971)
27 未来世紀ブラジル/テリー・ギリアム(1985)
28 スタンド・バイ・ミー/ロブ・ライナー(1986)
28 イージー・ライダー/デニス・ホッパー(1969)
30 ガープの世界/ジョージ・ロイ・ヒル(1978) ハヤカワミステリブックのベスト10はこんな感じ
夢果つる街が高すぎるような・・・
あと深プラも冒険層の票が流れたんだろうか
1. 幻の女 ウィリアム・アイリッシュ
2. 深夜プラス1 ギャビン・ライアル
3. シャーロック・ホームズの冒険
4. 長いお別れ レイモンド・チャンドラー
5. あなたに似た人
6. 偽のデュー警部
7. Yの悲劇
8. 死の接吻
9. 夢果つる街
10. キドリントンから消えた娘
そのランキングは、冒険スパイ系は別枠だったり、読者による投票だったり
今回の文春のものとは異なる部分も多いので一概に比較はできないけど
それでも片やトップ10入り、片や100位圏外というのは極端だな
こういうベスト選びは年代ごとに分けるべきだな
今年、雑誌名忘れたけど少女漫画のオールタイムベストテン
やっててなかなか興味深かったw
ちなみに、水野忠邦が天保の改革をしてた頃にモルグ街の殺人が書かれた件について
あと戊辰戦争してた頃に月長石が書かれた件について
日本が維新でごわすといっていた時代にもうカントリーハウスものの原型が完成しているわけですよ
>>38
おいおい、それって作者の岡本綺堂さんが、ドイルなどの推理小説に造詣が深かったから、
「半七捕物帳」を書いたんじゃなかったっけw 作中に「江戸のシャーロック・ホームズ」という言葉があったんじゃなかったかな
まあ、書かれた時代でなくて、活躍した時代ならほんのちょっと先輩かな
>>38,40
39です。
そうかそうか、早とちりしてしまいました。すいません。
作中人物の活躍時期から考えれば、我らが半七親分の方がホームズより先輩と考えても
問題ないわけですね。 ヴァン・ダインなくしてクイーンなし
グリーン家なくしてYなし
でいいよな?
ぶっちゃけグリーン家は歴史的意義だけの作品
ミステリー的に見たら、特に語る事が無い
ヴァン・ダインで本格と決別したって人間も多いしなw
ダインとクイーンって作風が思いっきり似てると思ったがな
探偵役の身分が高く、自宅に執事みたいなのがいるってなとこ
まず間違いなくクイーンはダインの影響を大きく受けている
ヴァン・ダインほど犯人探しの醍醐味を堪能させてくれる作家は
そういないと思うけどね。
僧正殺人事件のネタバレ率の高さはアクロイドの次ぐらいか
これまでのオールタイムランキングをまとめてみると
Yの悲劇、幻の女、長いお別れ、そして誰もいなくなった
この四作のベスト5入りはまず確定
次いでホームズの冒険、ブラウン神父の童心、アクロイド、死の接吻
この四作のベスト10入りもほぼ確定
残る二枠を火刑法廷、さむけ、羊たちの沈黙、薔薇の名前
この四作が争う格好となりそうだ
深夜プラス1を忘れてた
これもベスト10入りを争うことになるな
ヴァンダインとか古典はミステリを時代を遡って読んでいった奴には好評
現代作から読み始めた奴にとっては退屈に感じると思う
俺は擦れてない初期に読んだからグリーン家や僧正は完全に騙されて感動したな…
クリスティ、クイーン、カーと比べたら、ヴァン・ダインはやっぱ犯人当てやすいと思う
ヴァン・ダインはストーリーに結構惹きつけられるんだよな。
海外ミステリー去年から読み始めたばかりだけど、
被害者が殺される直前に手紙が届いてその内容がわからなくて、その手紙が鍵を握る
ってのが多すぎね?
国内ミステリが(特にTVのミステリーもの2時間ドラマでは殆ど)、主要キャラの過去に
作った子が事件の鍵を握る、というケースが大量にあるのと同じようなもんだね。
一種の定番ではあるものの多すぎるってことはないかと
たまたまそういうのに連続してあたったんじゃね?
クリスティは、アクロイド・そして誰もいなくなった・オリエント・ABCのせいで
他の作品に日が当たらない悲劇
確かに。カーがいろいろな作品で語られるのに比べたら
クリスティはそんな感じだな。
一作だけで他が、というならともかく4作もあるなら、さすがにもういいだろw
ファンならほっといても他も読む
SFも古い作品ばっかな感じだったよなと
オールタイムベスト(SFマガジン2006年)を見返してみたら
8「ハイペリオン 4部作」 9「ハイペリオン」 10「ハイペリオン 2部作」
合計してやれよ! そしたら余裕でダン・シモンズが一位じゃねーか
あとこっちではやってたけど、ミステリは短編のオールタイムベストってないのかな?
どちらかというと短編の方が好きなんで名作とされてるのを知りたいんだけど
短編だと特別料理みたいな奇妙な味とか奇想系が強そう
ホラーも短編に名作多いしな
クリスティの「三幕の殺人」はランクインしてもおかしくない傑作だと思うんだけどなあ
まあ、好き嫌い分かれそうな作品だから、ランクインしないんだろうな
>>65
たしかにそうなりそう
逆に長編は変化球がランクインしないイメージ
大好きだけど「赤い右手」「堕ちる天使」「蜘蛛の微笑」みたいなのは入らないだろうな 幻の女は本格ものというよりサスペンスだよな。
火刑法廷も本格ものというには違和感がある。
確かに『幻の女』は本格として見たら、読者に知りえない情報があったりとアンフェアなところがあるしね
短編だとこんな感じか↓
特別料理
ベナレスへの道
晩餐後の物語
開いた窓
二壜のソース
ジェミニー・クリケット事件
南から来た男
アデスタを吹く冷たい風
金は天下の回りもの
死とコンパス
マニアックだが、「13号独房の問題」なんかも秀作だよね
ミステリマガジンが創刊601号記念(2006年3月号)に行ったオールタイム・ベスト
http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/Best/HMM2.html
ちなみに短篇のベスト上位は、
「南から来た男」ロアルド・ダール ★118
「特別料理」スタインリイ・エリン ★81
「ジェミニー・クリケット事件」クリスチアナ・ブランド ★54
「おとなしい凶器」ロアルド・ダール ★44
「妖魔の森の家」カーター・ディクスン ★44
「九マイルは遠すぎる」ハリイ・ケメルマン ★42
「ガブリエル・ゲイルの犯罪」G・K・チェスタトン ★30
「待っている」レイモンド・チャンドラー ★29
「アルセーヌ・ルパンの逮捕」モーリス・ルブラン ★27
「誰でもない男の裁判」A・H・Z・カー ★27
「ブレッシントン計画」スタインリイ・エリン ★27 「妖魔の森の家」は、確かに話は面白いが
あれでバスケットの重さに気づかないなんてあまりにトリック破綻しすぎ。
短編決めるのは難しいだろなw
「村の肉屋」ジョージ・シムズ
「クライムマシン」ジャック・リッチー
(「エミリーがいない」よりこっちが好き)
あとはホックの「革服の男」なんかも入ってほしい
短編の傑作といえば「検察側の証人」
問題は戯曲版の方がデキが良いこと
読売で逢坂が愚痴ってる
何でアンフェアの極みの「幻の女」が上位で、
同じ視点操作でもやり方の上手い「死の接吻」がランクインしないのかと
アンフェアというのも分かるが、そっちとてランクインする程のものじゃないだろ
そもそもフェアかどうかだけが評価の基準じゃないからだろう。
そもそも幻の女は大乱歩のエピソードで+20点加算されるからな
アンフェアかどうかなんて、シャーロック・ホームズの冒険がベスト10入りしてる時点でどうでもいいものとなってるだろ
>>85
乱歩の一番の被害者はビック・ボウの殺人だろうなあ
心理的密室の元祖のはずなのに爺さんが黄色い部屋の方をそう評価したせいで
国内では未だマイナー作品止まり
・・・まあ個人的には黄色い部屋の方が好きなんですがね まあ黄色い部屋の方が日本人好みだよね
古城で起きる事件とか
密室だけじゃなく犯人も意外性あるし
乱歩の過大評価といえば赤毛のレドメイン家
あれが、アクロイド・Yの悲劇・僧正・黄色い部屋を抑えて1位とかありえん
俺は犯人の当てやすさとかでは評価しない方だけど
レドメイン家を読んだときは
まさか、このまま犯人がこいつってことはないよな(乱歩のイチオシなんだから)
と思いつつ、そのまま犯人だったときは唖然とした
赤毛のレドメイン家はあの時代では画期的なトリックだったんだろうね
ただ、きちんと捜査してれば工作跡を発見できただろー稚拙なんだしと思う
ベストはどうしても定番になるから、いっそオールタイムベターというのはどうか?
ウェストレーク「ホットロック」、パタースン「罪の段階」とか
過去作に比べて優れてるという意味かな
ミステリで優れてるというは、過去になかったトリックや構成が重視されるから
結局定番になるよw
各人にベスト100をあげてもらって、1位〜50位までを切り捨てて集計したら
面白いランキングになりそう
それまでクイーンとかヴァン・ダイン、カーを読みかけては挫折していた
おれにとって、『幻の女』は初めて面白かった海外ミステリだった。
そういう意味で、ミステリ初心者がこういったランキングみて手を出す場合、
『幻の女』あたりが上位にくるのはいいことだと思う。
逆に「幻の女」は自称ミステリー玄人の人らが低評価したりする作品でもある
アンフェアだとか何か言って
どういう選定方法したんだろうか。
納得の作品も多いけど、
クリスティーでも「死が最後にやって来る」が入ってたり、
デクスターも「ジェリコ街の女」だけとか
訳が分からん。
>93.ピーター・ラヴゼイ:『死の競歩』
ラヴゼイだったら『苦い林檎酒』とか『つなわたり』とか、
この時期はまだ未発表だったのか??
あと、エリス・ピーターズが2冊もランクインしてるね。
でも面白いな。選択方法がわかれば、マンネリ気味の斯界のベストも変わるんじゃないかい?
こういうランキングでテイの『時の娘』がよく上位に入ってるが、
さっぱり面白くなかった記憶しかないんだが・・・
いちおう世界史履修の歴史好きなんだけど。
表紙が鍵のミステリって日本を含めて世界で唯一無二じゃね>時の娘
いや、岡嶋二人の旧版チョコレートゲームは表紙が鍵というかネタバレしてたぞ
「寒い国から帰ってきたスパイ」
「ジャッカルの日」
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
「007/ロシアから愛をこめて」
「太陽がいっぱい」
「第三の男」
などは映画の出来も良いので何度も観ている。
映画で粗筋が分かっていると原作を読む気が失せる。
皮肉無しに映画と原作は別物と割り切って読める人が羨ましい。
「ジャーロ」2005年ベストテン
60年代以降
(1980) 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
(1964) 『さむけ』 ロス・マクドナルド
(1967) 『九マイルは遠すぎる』 ハリイ・ケメルマン
(1965) 『興奮』 ディック・フランシス
(1965) 『深夜プラス1』 ギャビン・ライアル
(1983) 『招かれざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブランド
(1979) 『ホッグ連続殺人』 ウィリアム・L・デアンドリア
(1971) 『ジャッカルの日』 フレデリック・フォーサイス
(1990) 『骨と沈黙』 レジナルド・ヒル
(1975) 『ウッドストック行最終バス』 コリン・デクスター
80年代以降
(1980) 『薔薇の名前』 ウンベルト・エーコ
(1983) 『招かれざる客たちのビュッフェ』 クリスチアナ・ブランド
(1990) 『骨と沈黙』 レジナルド・ヒル
(1982) 『偽のデュー警部』 ピーター・ラヴゼイ
(1991) 『ストリート・キッズ』 ドン・ウィンズロウ
(1992) 『夜のフロスト』 R・D・ウィングフィールド
(1981) 『警察署長』 スチュアート・ウッズ
(1986) 『千尋の闇』 ロバート・ゴダード
(1999) 『ハンニバル』 トマス・ハリス
(1998) 『飛蝗(ばった)の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド
『飛蝗(ばった)の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド
これの面白さがさっぱり分からんかった。再読してみるか・・
>>105
クイーンやウールリッチは票が割れてランクインから漏れた組だったと触れられてる模様
つか、いくらセイヤーズが人気でも雲なす証言なぞまで入ってしまうランキングも相当偏ってないか >>114
俺は飛蝗の農場は再読する気になれないレベルだった メグレシリーズとアルバートサムスンシリーズさえあれば生きていける。
>>117
作者がもしカーとかクリスティだったら楽々ランクインしたろうな。 複数ランクインする作家
クリスティー
そして誰もいなくなった(1939)And Then There Were None
アクロイド殺し(1926)The Murder of Roger Ackroyd
オリエント急行の殺人(1934)Murder on the Orient Express
クイーン
Yの悲劇(1932)The Tragedy of Y
Xの悲劇(1932)The Tragedy of X
ギリシア棺謀殺事件(1932)The Greek Coffin Mystery
エジプト十字架事件(1932)The Egyptian Cross Mystery
カー
火刑法廷 (1937)The Burning Court
三つの棺 (1935)The Hollow Man
皇帝のかぎ煙草入れ(1942)The Emperor's Snuff-Box
ユダの窓 (1938)The Judas Window
バークリー
毒入りチョコレート事件(1929)The Poisoned Chocolates Case
試行錯誤 (1937)Trial and Error
ジャンピング・ジェニイ (1933)Jumping Jenny
ドイル
シャーロック・ホームズの冒険(1892)The Adventures of Sherlock Holmes
バスカヴィル家の犬(1901)The Hound of the Baskervilles
ハメット
マルタの鷹(1930)The Maltese Falcon
血の収穫(1929)Red Harvest
フランシス
興奮(1965)For Kicks
利腕(1979)Whip Hand
>>120
「そして誰もいなくなった」の原タイトルって、
「10人のインディアン人形」とかじゃなかったっけ。 >>121
英版「Ten Little Niggers」
米版「And Then There Were None」 ヴァン・ダインの評価がさっぱりだな
ダインなくしてクイーンなし
「グリーン家」なくして「Y」なし
というのに
クイーンはまんまとダインの手柄を自らのものにすることに
成功した感があるな
>>122
ありがとう。
てことは、ハヤカワのタイトルは米版の翻訳って事か。
てっきりハヤカワが独自のセンスで邦題つけたのかと思ってた。 ↑自分もそう思ってたww そうだったんだ。
こんな有名作品でも英米でタイトルが別れるんだねぇ
翻訳ミステリーにいつも挫折してる入門者のための海外5本
・『幻の女』
・『そして誰もいなくなった』
・『Yの悲劇』
・『クリスマスのフロスト』
・『クリスマスプレゼント』
Yの悲劇は面白いし名作だと思うけど
入門に向くとは思えない
そうね。
他の色々なミステリーを読んでからの方がいいと思う。>Yの悲劇
その方がこの作品の凄さがより実感できて楽しめる
そうよね。
オランダ靴あたりから読むのがいいと思うわ
今はあまり話題に上る事も少なくなったヴァン・ダインだけど
1、2作目のベンスン、カナリアあたりはミステリ入門にオススメできる。
クイーンの「神の灯火」もいいと思うよ
俺がこれで海外ミステリにはまったんだがw
いきなりYの悲劇いいじゃん
ミステリ読むのに入門とか初心者なんて無いよw
まあ読み方は人それぞれだから、どれから読むのも個人の好みでという事だな。
初心者にはミステリー云々より小説として読みやすいものを勧めるのが妥当だから、
ヴァン・ダイン、クイーン、カーあたりは外れる。
クリスティーが無難なところ。
それならカーはともかく、クィーンも初心者に全く問題はない。
でも最初に読むのには、やはりホームズものを薦めるな。
クイーンも初心者にどうだろうか?
初期のクイーン作品なんてとにかくロジック重視で、物語としては全然面白くないし
ホームズ、ルパンぐらいは読んでる程度のひとにオススメを聞かれるケースが多いね。クリスティが一番無難だと思うけど、たまたま手元のシャドー81貸したらどハマりしてクィーンとか読み始めた奴いたなあ
クリスティも一部の有名作数編以外は大して面白いのがないし、
いっそのこと国内作品でも進めるのが一番いいかもな。
クリスティは一部の有名作品ぐらいしか面白いのが無いというのはにわか
黄金期の作家でやっぱりクリスティが一番安定している
ストーンズ聴いていきなりシビれる奴もいれば
古いブルース聴き込んでストーンズのかっこよさが分かる奴もいる。
本なんて音楽や人との出会いといっしょだぜベイビ〜
ある程度ナビが欲しいのもわかるけど自分自身で
読書の旅をするのが楽しいんじゃないか〜い?
クリスティが一番なんてのは、よくいるクリスティオタの妄想だな。
↑海外のスレなのに高木挙げられても困るよ。あとクリスティ腐すのもケンカの元になるだけだし…
てか、カーやクィーンのファンは面白くない云々書かれてもあまり反応しないが、
クリスティオタは面白くないようなこと書かれるとすぐ反応してくるガキばっかだな。
世の中クリスティは面白くないと思う人間も当然いくらでも存在する。
少しはスルーすることを覚えろ
いいんじゃねえの
独り言リストじゃねえんだから
ファン同士のののしりあいは2ちゃんの華だw
なんでみんな古典をすすめるんだろう
俺はいつもディーヴァー、ローレンス・ブロック、ウェストレイクをすすめる
謎解きや犯人当てが好きと限定する人には別だけど
個人的にクイーンは玄人好みの作風だと思うよ
だから、初心者には向かない
対してクリスティは読みやすく初心者もとっつきやすい
それゆえにクリスティは初心者向けで、上級者には面白くないって言う人もいる
玄人というのは小説読みの玄人というより
本格推理限定の玄人だな
なら、同感
議論が振り出しに戻ったから良かったんじゃないか? そもそも最初オススメするなら? って話だったし。
ある詩人の挽歌が傑作らしいけど、どんな内容なんだろう
イネスの代表作という評価もあるようだね。
乱歩も称賛した傑作とのこと。自分も未読なのでぜひ読んでみたい
現在こんなにイネス作品が翻訳出版されるとは、一昔前は想像もつかなかったな。
ミステリ読み始めたばっかのときXの悲劇読んだけど、おもしろかったよ。
それまでミステリっぽいのと言えば羊達の沈黙しか読んだ事なかったんで、正統派の読み応えに感動した。
ディーバーはミステリってより、映画を活字で読んでる気分だったな。
取りあえずクラシックとは分けたらどうなのか。IT技術満載の海外では人気なわけで。
ミステリマガジンのポケミス特集みたけど、シャルル エクスブライヤのパコを覚えているかが、ランクインされていたのだが、復刊してくんねーかなー
シャーロックホームズのファンクラブのような特定の作家のファンクラブに投票依頼するのはどうかと思う
オレはポーが推理小説を近代化した功績が一番高いと思う、それまでのは子供の遊びレベル
クリスティは終わりなき夜とか葬儀を終えてとか五匹の子豚がオールタイム・ベストに入るべきではなかろうか
イギリスの推理作家協会は去年、アクロイドをベストに選んだそうだ
シリーズものではホームズ 引用元↓
fuhchin.blog27.fc2.com/blog-entry-262.html
でもクイーンは? Yの悲劇は?
アメリカ作家は気に食わんのか?
Yはもともとあっちじゃ評価高くない
それにしてもアクロイドはないわ
>>170
>Yはもともとあっちじゃ評価高くない
え、そうなの?
見る目ないなあ 向こうじゃYよりXの方が人気高いんだよな
それ以上に「災厄の町」の人気に驚く
個人的にそこまでたいした作品だとは思わんのだが
ホームズやポアロの人気作品は、英米と日本で大差ないのに、クィーンはなぜか全然違うんだよね
『九尾の猫』や『第八の日』も、本国での評価が高いね。
海外ではそもそもコナンやアガサとエルでは知名度からして桁違いの差があるのだが(w
この辺の事実を認識したうえで語らないと意味無いでしょ。
グローバルな人気の作家と母国米でも完全にマニアックな過去の作家では。
P.D Jamesの A Taste for Death 死の味
これのイギリスのDVDと英語のpaper backとハヤカワの本を
アマゾンで買った。paper backはまだ到着してない。
DVDを英語で聴くとまったく理解できないが
日本語の最初にある登場人物だけ読むと人間関係が解った。
それからDVDを部分で繰り返し見ると、少しずつ解ってきたが
いまでも見るたびに、そうなのか、という発見があって
2000円くらいの充分にもとがとれた。
今、疑問に思っていることは、タイトルの意味。
音楽で昔、taste of honeyというのがあったがこれは甘いか
辛いかという問題。
辞書でtaste for musicというとクラシックか演歌かという
好みの種類の話らしい。
そうすると、このミステリーのタイトルはどういう意味か
解らなくなりました。
書き込んでみたら自己解決??
人の死に方には、病死、他殺、自殺、その他の事故死
などいろいろある。
このドラマの中心のなぞは他殺か自殺かが第一にある。
そのどちらかという謎をほのめかしたタイトルでないか
と思う。米英人でないとその本当の意味は解らないのかも
しれない。
翻訳読んだらいいのに。
死の後味の悪さ。関係者の胸に残るいろんな思念のことじゃないのかね。
ホランド・パークのジェイムズ女男爵、フィリス・ドロシー・ジェイムズ(Phyllis Dorothy James, Baroness James of Holland Park,, 1920年8月3日 - 2014年11月27日)は、イギリスの女流推理作家である。
沈鬱な場面設定と緻密な描写、病院や官僚制に舞台を取る込み入った人間関係を描くことで知られる。多くの作品で警視庁のアダム・ダルグリッシュが主人公として登場するが、
『皮膚の下の頭蓋骨』などのコーデリア・グレイを主人公に据えた作品でも有名。ほかに映画化された『人類の子供たち』など。
『ナイチンゲールの屍衣』『黒い塔』『死の味』で3度CWA賞(英国推理作家協会)シルバーダガー賞を受賞。
1987年には作家としての功績を称える CWA賞 ダイヤモンド・ダガー賞を受賞した。さらに1999年にはアメリカのMWA賞(アメリカ探偵作家クラブ)でも巨匠賞を受賞した。
イギリスの女性ミステリ作家ってけっこうみんな面白いね
ジェイムズ以外ではレンデルとかミネット・ウォルターズとかサラ・ウォーターズとか人間が書けてて深みがある
>>182
P.Dが何の略だか初めて知った。
『皮膚の下の頭蓋骨』、何回か挑戦していつも挫折してしまう・・ 薔薇の名前、文庫かkindleかどっちかで出してくれ
>>186
なんでP.D.じゃなくて P.Dって書くの? @作品集(ポオ)
Aバーナビー・ラッジ(ディケンズ)
B荒涼館(ディケンズ)
CE・ドルードの謎(ディケンズ)
Dルルージュ事件(ガボリオ)
E書類113(ガボリオ)
F河畔の悲劇(ガボリオ)
Gパリの奴隷(ガボリオ)
Hルコック探偵(ガボリオ)
10.狩場の惨劇(チェーホフ)
11.ビッグボウの殺人(ザングウィル)
12.死の書簡(リジェスター)
13.リーヴェンワース事件(グリーン)
14.奇妙な消失(グリーン)
15.七つの橙(グリーン)
16.バイオレット・ストレンジの事件簿(グリーン)
17.霧の中の館(グリーン)
18.パリの秘密(シュー)
19.質屋のヘイガー(ヒューム)
20.死美人(ボアゴベ)
21.白衣の女(コリンズ)
22.月長石(コリンズ)
23.法と淑女(コリンズ)
24.ハートのクイーン(コリンズ)
25.生ける宝冠(ドゥーゼ)
26.夜の冒険(ドゥーゼ)
27.スミルノの日記(ドゥーゼ)
28.幽霊狩人(ホッジソン)
29.金の皿事件(フットレル)
30.思考機械(フットレル)
31.薔薇荘にて(メイスン)
32.灰色の部屋(フィルポッツ)
33.トレント最後の事件(ベントリー)
34.フォーチュンを呼べ(ベイリー)
35.カイ・ルンの財布(プラマ)
36.マックス・カラドス(プラマ)
37.マーティン・ヒューイットのクロニクル(モリスン)
38.壁の穴(モリスン)
39.緑のダイヤ(モリスン)
40.ユージーヌ・ヴァルモンの勝利(バー)
41.手がかり(ウェルズ)
42.金色の鞄(ウェルズ)
43.饗宴の骸骨(ウェルズ)
44.老探偵の弟子(カーター)
45.可愛い隣人(カーター)
46.失踪した億万長者(ブリス)
47.ティンカーの学生時代(ブリス)
48.黄色い虎(ティード)
49.ホームズの冒険(ドイル)
50.恐怖の谷(ドイル)
51.アフリカの億万長者(アレン)
52.ランドルフ・メイスンと7つの罪(ポースト)
53.アブナー伯父の叡智(ポースト)
54.正義の四人(ウォーレス)
55.血染めの鍵(ウォーレス)
56.リーダー氏の心(ウォーレス)
57.ブラウン神父の童心(チェスタートン)
58.知りすぎた男(チェスタートン)
59.ロムニー・プリングルの冒険(フリーマン)
60.歌う白骨(フリーマン)
61.二人で泥棒を(ホーナング)
62.らせん階段(ラインハート)
63.百万長者の略奪(べネット)
64.ブルドッグ・ドラモンド(サッパー)
65.無音の弾丸(リーヴ)
66.怪盗紳士(ルブラン)
67.奇巌城(ルブラン)
68.誰がコマドリを殺したか?(フィルポッツ)
69.闇からの声(フィルポッツ)
70.陸橋殺人事件(ノックス)
71.殺人者は21番地に住む(ステーマン)
72.六死人(ステーマン)
73.ポンスン事件(クロフツ)
74.殺人者はへまをする(クロフツ)
75.カーテンの彼方(ビガーズ)
73.ライノクス殺人事件(マクドナルド)
74.伯母殺人事件(ハル)
75.カナリア殺人事件(ヴァン・ダイン)
76.僧正殺人事件(ヴァン・ダイン)
77.オペラ座の怪人(ルルー)
78.黄色い部屋の秘密(ルルー)
79.或る豪邸主の死(コニントン)
80.九つの解決(コニントン)
81.アクロイド殺害事件(クリスティ)
82.オリエント急行の殺人(クリスティ)
83.そして誰もいなくなった(クリスティ)
84.ゼロ時間へ(クリスティ)
85.二人で探偵を(クリスティ)
86.マープルと13の謎(クリスティ)
87.皇帝の嗅ぎ煙草入れ(カー)
88.三つの棺(カー)
89.ゴドフリー卿殺人事件(カー)
90.ユダの窓(ディクスン)
91.読者よ欺かれるなかれ(ディクスン)
92.不可能課マーチ大佐(ディクスン)
93.Xの悲劇(ロス)
94.Yの悲劇(ロス)
95.Zの悲劇(ロス)
96.レーン最後の事件(ロス)
97.ギリシャ棺の秘密(クイーン)
98.エジプト十字架の秘密(クイーン)
99.災厄の町(クイーン)
100.クイーンの新冒険(クイーン)
幻の女の良さが全く分からない
つまらなかったけどなぁ
結論に何の衝撃はなかったしダラダラつまらなかった
Yの悲劇の衝撃度はわかる
最後のやり方は納得いかないけどね
日本での評価
日本では江戸川乱歩が「新しい探偵小説であり、すぐに訳すべきである」という評価をしており、圧倒的な知名度を持っている。
全日本大学ミステリー連合アンケート調査(1982年)「海外ミステリ=ザ・オール・タイム・ベスト200」 - 3位
文藝春秋『東西ミステリーベスト100』 - 1985年版で第2位、2012年版では第4位
早川書房『ミステリ・ハンドブック』(1991年)「読者が選ぶ海外ミステリ・ベスト100」 - 1位
光文社『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1999年7月号「21世紀に伝える翻訳ミステリー オールタイム・ベスト100」 - 5位
光文社『ジャーロ』(2005年)「海外ミステリー オールタイム・ベスト100」 - 5位
早川書房『ミステリが読みたい! 2010年版オールタイム・ベスト・ランキングforビギナーズ』 - 2位
>>194
あの乱歩が原書を強奪し、読後に「新らしき探偵小説現われたり。世界十傑に値す。」と裏書きしたという
イベント込みで評価しないと 少年少女向けのリライト以外で、初めて自分が挫折せずに読めた海外者が『幻の女』だった。
翻訳者がよかったのかもしれんが、これのおかげで海外ミステリの世界に入れてよかった。
そういう意味で、初心者にもお勧めできるのではないだろうか。
ぼくも幻の女の児童書読んだけどなんかがっかりな終わり
オウム真理教に殺害された坂本堤弁護士(深夜自宅に押し込まれ一家皆殺し)が住んでいた団地の他の住人(7世帯)は、
全員事件の起こる半年前より後に越して来た人達だった。
そのうち五世帯が創価の会員世帯。
神奈川県警は初動捜査の段階で、この住人達全員に行動確認をかけていた。
その矢先に城内康光県警本部長の婦警へのセクハラ疑惑や
生活安全課の警視がノミ屋(もぐりの馬券売り場)を開帳していた疑惑が突然次々と出始めて、
行確をはずしたら、マスコミからの疑惑追及は止まった。
それで勢いの付いたオウムは脱会信者の家族らを次々とVXガス(今度の金正男殺害で使われたのと同じもの)で襲撃。
当時の官房長官だった野中広務は
北朝鮮詣でから帰ると出所不明の大量の金を政界にばらまき始めて、自民党の実質的な党首におさまり
公明党を政権に引き込んだ。
ネトウヨもいないし、韓流ブームもまだ無い頃だったけど、あの頃から俺達の国はもうおかしかった。
「幻の女」はラストの衝撃より途中のサスペンスを楽しむ小説だろ
アイリッシュなら幻の女より暁の死線や黒衣の花嫁の方が面白いな
>>33のリストで今の若い人に薦められるとしたら
「Yの悲劇」と「偽のデュー警部」かなあ
「死の接吻」は最近読み返したけど、初読の驚きはなんだったんだろうという位つまらなかった Gシムノンやクロフツもマル無視だね
警察物は駄目らしい
>>203
Yの悲劇は今読むと、この作品のウリであった犯人の意外性があまりないような気がする 今読むと、の理屈だと
そして誰もいなくなったやアクロイド殺しも
定石すぎるからな
マニアックなクリスティ作品の方が今見ても以外な犯人や展開で逆に面白かったりする
アクロイドとかそして誰もとかABCやオリエントがなかったら、この辺の作品のどれかはベスト100には入ったろうにな
ナイルに死す
葬儀を終えて
ポケットにライ麦を
終りなき夜に生れつく
五匹の子豚
白昼の悪夢
ナイルに死すはわりと上位常連じゃね?
四強に次ぐ不動のナンバー5って感じ
>>211
>>212
ゼロ時間や予告殺人はクリスティファンの中でも賛否両論
俺もどこが面白いのか全くわからない >>205
リストを見ると戦前の作品みたいだからエドは入らない
>>206
シムノンの代表作の「モンマルトルのメグレ」も戦後の作品だからブブ
クロフツの作品は数点入っている ゼロ時間は当時のミステリとしては形式が珍しかったからだろう
リアルタイム読者以外にはよく分からんのじゃないか
クリスティ作品だと「三幕の殺人」が奇抜で良いと思ったが
あまり評価は高くないな
まあ奇抜すぎて賛否分かれるって感じだが
>>216
そんなに奇抜か?
三幕の悲劇の評価が高くないのは
要はこの作品の発展型であるABC殺人事件の方が評価されているからだろ >>215
なんかの海外オールタイムベストの企画で、
ミステリ評論家がゼロ時間を「隠れた名作」みたいな感じで推してたんで読んでみたけど、
とくに面白いという記憶はないな。ツマランと思った記憶もないので、ふつうの出来だったんだろう。 >>218
ゼロ時間は評価する人と評価しない人にはっきり分かれる作品なんだけど
評価しない人にとって「ゼロ時間」という趣向に一体なんの意味があるのか
全くピンとこないんだよね
別にゼロ時間を持ち出すことで犯人の隠蔽やどんでん返しにつながるわけでもない
単にゼロ時間と言いたかっただけじゃないのかと... 法月(だったと思う)がオールタイムベスト級と絶賛してたジル・マゴーン『騙し絵の檻』も、
けっこう評価が分かれてた記憶。
騙し絵の檻はトリックや謎解きはともかく中盤がダルすぎるからなあ
>>221
大絶賛コメントを信じて買った人たちが、
驚天動地のラストを期待して中盤を乗り切ったが、
真相があんなかんじでアレレレとなったんでは。
ちなみに自分がそうだった。
駄作とは思わんけど、自分で勝手にハードルすぎだったな。
むしろ何の期待もせずに読んだ『パーフェクト・マッチ』のほうにひっかかって、
自分の中ではあっちのほうが結構評価高いw >>223
まあ、期待せずに読むと案外面白いけど、ハードルを上げまくるとクソつまらなく
なるって本はあるからなあ
特に「前代未聞の大トリック!」なんて書かれてあるとほとんどの作品はがっかり
してしまうね 幻の女読んだ。謎解きという意味ではオチが「それでいいのか?」
とは思ったけどサスペンスに引っ張られて一気に読み終わった。
オレンジの南瓜のようなデザインの帽子をかぶると華やかだが
脱ぐと平凡な女性になる、という設定は村上春樹「羊をめぐる冒険」の
耳のモデルの子の元ネタなのかなーとか思った。
幻の女は読みながらWikipediaで登場人物一覧見ようと思ったらネタバレ食らって死にたくなった
>>225
すごく引っ張られるよね
グイグイ読み進む
どこが面白いのか分からないが面白い