周りはもうそれなりに大きくなった子どものいる家庭で過ごしていて、そんな同じ時間に自分は一人でろくな恋愛経験もなく楽しみもなく、また明日も来年もきっと死ぬまでこんな日々が続くだろうと考えてしまうと生きていくことに耐えられない
だから何も考えられなくなるまで酒を飲んで飲んで酔って毎晩をごまかす
同じような部類の人間と連んで孤独を紛らわす
けれど内心ではそんな同類も見下している
しかし自分も同じだともわかっている
何も考えたくない何も考えたくない
馬鹿にしてくれ 俺を何も考えられない馬鹿にしてくれ