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ねこ名無し ★@無断転載は禁止
2017/02/17(金) 01:04:46.94 ID:CAP_USER
マレーシアで13日に殺害された金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害したのは2人組の女とされるが、北朝鮮の工作機関「偵察総局」が犯行に関与したとの見方が浮上している。北朝鮮は過去にも脱北した親族や幹部らを暗殺したり、暗殺を企てており、次のターゲットとして、正男氏の息子の名前も浮上している。
「金正男の殺害には、北朝鮮の偵察総局が直接関与したとみられる」。韓国の聯合ニュースは15日、そう伝えた。
偵察総局は2009年、朝鮮労働党の工作機関である35号室と作戦部、人民武力省傘下の偵察局を統廃合して発足した。10年には、脱北者を装って韓国に潜入した工作員が、黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元労働党書記の暗殺を計画したとして韓国当局に逮捕されたが、偵察総局の局長の指示を受けていたことが判明している。
北朝鮮工作員の魔の手が金一族の親族に及んだケースもあった。1997年、韓国に亡命して北朝鮮を批判していた金正日(キム・ジョンイル)総書記の甥、李韓永(イ・ハニョン)氏が、正日氏の指示を受けた工作員によって射殺された。
今回殺害された正男氏についても、過去に暗殺計画の存在が指摘されていた。2009年、正恩氏側によって正男氏と親しい人物らが排除された。正男氏暗殺計画も出たが、中国側が「手を出すな」と牽制(けんせい)したとされている。
正男氏の後ろ盾になっていたのは、13年12月に粛清された、おじの張成沢(チャン・ソンテク)氏とされ、張氏は中国との関係が深かった。そのため、正恩氏は中国政府と正男氏の関係に神経をとがらせていたという。
北朝鮮に詳しい東京基督教大の西岡力教授が解説する。「数年前に北朝鮮内部から聞いた話では、中国が金正男氏を使って、金正恩政権を交代させようとしているという計画を持っていると正恩氏が疑っていたという。そういう計画があるのかどうか、国家安全保衛部に調べさせるなど、かなり正恩氏は神経を使っていたわけで、正男氏自身はそれほど権力を持っていないが、中国との関係で警戒していた」
今回、正男氏殺害を指示したのが正恩氏として、殺害の手はほかの親族らに伸びるのか。韓国紙、朝鮮日報(日本語版)は14日、「正男氏の息子のキム・ハンソル氏らの身にも危険が及ぶ可能性があるとの見方が出ている」と報じた。
西岡氏は「親族はほぼこれで整理されたといえるが、側近はさらに粛清される可能性はあるだろう。だから、以前から幹部たちは正恩氏の側近になりたがらず、外貨稼ぎの分野に行きたがっているといわれている」と指摘する。
正恩氏の狂気がさらに惨事を招くことになるかもしれない。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170216/frn1702161530001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170216/frn1702161530001-n2.htm
2001年5月、強制退去のため北京行きの全日空機に乗り込む金正男氏と思われる男性=成田空港
「金正男の殺害には、北朝鮮の偵察総局が直接関与したとみられる」。韓国の聯合ニュースは15日、そう伝えた。
偵察総局は2009年、朝鮮労働党の工作機関である35号室と作戦部、人民武力省傘下の偵察局を統廃合して発足した。10年には、脱北者を装って韓国に潜入した工作員が、黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元労働党書記の暗殺を計画したとして韓国当局に逮捕されたが、偵察総局の局長の指示を受けていたことが判明している。
北朝鮮工作員の魔の手が金一族の親族に及んだケースもあった。1997年、韓国に亡命して北朝鮮を批判していた金正日(キム・ジョンイル)総書記の甥、李韓永(イ・ハニョン)氏が、正日氏の指示を受けた工作員によって射殺された。
今回殺害された正男氏についても、過去に暗殺計画の存在が指摘されていた。2009年、正恩氏側によって正男氏と親しい人物らが排除された。正男氏暗殺計画も出たが、中国側が「手を出すな」と牽制(けんせい)したとされている。
正男氏の後ろ盾になっていたのは、13年12月に粛清された、おじの張成沢(チャン・ソンテク)氏とされ、張氏は中国との関係が深かった。そのため、正恩氏は中国政府と正男氏の関係に神経をとがらせていたという。
北朝鮮に詳しい東京基督教大の西岡力教授が解説する。「数年前に北朝鮮内部から聞いた話では、中国が金正男氏を使って、金正恩政権を交代させようとしているという計画を持っていると正恩氏が疑っていたという。そういう計画があるのかどうか、国家安全保衛部に調べさせるなど、かなり正恩氏は神経を使っていたわけで、正男氏自身はそれほど権力を持っていないが、中国との関係で警戒していた」
今回、正男氏殺害を指示したのが正恩氏として、殺害の手はほかの親族らに伸びるのか。韓国紙、朝鮮日報(日本語版)は14日、「正男氏の息子のキム・ハンソル氏らの身にも危険が及ぶ可能性があるとの見方が出ている」と報じた。
西岡氏は「親族はほぼこれで整理されたといえるが、側近はさらに粛清される可能性はあるだろう。だから、以前から幹部たちは正恩氏の側近になりたがらず、外貨稼ぎの分野に行きたがっているといわれている」と指摘する。
正恩氏の狂気がさらに惨事を招くことになるかもしれない。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170216/frn1702161530001-n1.htm
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20170216/frn1702161530001-n2.htm
2001年5月、強制退去のため北京行きの全日空機に乗り込む金正男氏と思われる男性=成田空港