末期の肝臓がんと診断され、中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)について、入院先の遼寧省瀋陽市の病院は7日までにウェブサイトで、劉氏の肝臓への負担を避けるため抗がん剤の投与を停止したと発表した。
サイトによると、投与をやめたのはソラフェニブと呼ばれる肝臓がんなどの治療に使われる薬と、漢方薬。
劉氏の肝機能が低下し、腹水が増えたため、中国の専門医らが投薬の停止を決めた。がんは全身に転移している。
ただ、同サイトには「投薬を停止したのではなく、薬を調整しただけだ」とする劉氏の妻、劉霞さんの弟による6日付の声明も出ている。投薬を完全に停止したのかはっきりとしない。
中国当局は5日、劉氏の治療のため米国やドイツなどから肝臓がん治療の専門家を招くことを決めたと発表したが、海外の専門家の見解などについては明らかにされていない。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170707/wor1707070051-n1.html
中国当局の監視下での入院先で寄り添う劉暁波氏(左)と妻の劉霞さん(共同)
サイトによると、投与をやめたのはソラフェニブと呼ばれる肝臓がんなどの治療に使われる薬と、漢方薬。
劉氏の肝機能が低下し、腹水が増えたため、中国の専門医らが投薬の停止を決めた。がんは全身に転移している。
ただ、同サイトには「投薬を停止したのではなく、薬を調整しただけだ」とする劉氏の妻、劉霞さんの弟による6日付の声明も出ている。投薬を完全に停止したのかはっきりとしない。
中国当局は5日、劉氏の治療のため米国やドイツなどから肝臓がん治療の専門家を招くことを決めたと発表したが、海外の専門家の見解などについては明らかにされていない。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170707/wor1707070051-n1.html
中国当局の監視下での入院先で寄り添う劉暁波氏(左)と妻の劉霞さん(共同)