トランプ米大統領は8日、中国の習近平国家主席とドイツ北部ハンブルクで会談し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した北朝鮮への「対応が必要だ」と述べ、北朝鮮に非核化を迫るために一段の行動を取るべきだと訴えた。
これに対し、習氏は「対話を通じた問題解決」を図るべきだと従来の立場を主張。米国が中国に求める北朝鮮への圧力強化を巡り、議論は平行線に終わった。
ホワイトハウスによると、両首脳は朝鮮半島の非核化に取り組んでいくことを確認。中国国営通信、新華社は、北朝鮮核問題の解決のため両首脳が意思疎通と協調を維持することで合意したと伝えた。
会談で習氏は、米国などが独自に対北朝鮮制裁を科すことに否定的な考えを示し、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に反対を表明。
南シナ海問題などを念頭に「核心的利益と重大な関心事を互いに尊重し、意見の相違と敏感な問題を適切に処理すべきだ」と訴えた。(共同)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170709/dly1707090012-n1.html
【G20】米中首脳、朝鮮半島非核化を確認 米財務相「極めて率直に話せた」
【ハンブルク=小雲規生】20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたドイツ・ハンブルクで8日に会談したトランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、北朝鮮の核開発問題を踏まえ、両国として朝鮮半島の非核化への決意を確認した。ホワイトハウスが会談の概要を発表した。
両首脳は北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を含む挑発行為への対応の必要性についても協議。ムニューシン財務長官は記者団に対して、首脳会談について「北朝鮮問題について極めて率直に話せた」と述べた。会談は約1時間半に及び、日程の都合で切り上げられた。
また国営新華社通信によると、習氏は会談で、北朝鮮の国連安保理決議違反への対応とともに、国際社会として対話を進める努力が必要だと述べた。さらに米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備への反対を表明した。
一方、首脳会談では両国間の互恵的な貿易関係や市場開放の推進などの経済問題についても協議。両国が19日に開く、第1回の経済対話に向けて、調整を続けることも確認した。
http://www.sankei.com/world/news/170709/wor1707090038-n1.html
ドイツ・ハンブルクで会談したトランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=8日(AP)
これに対し、習氏は「対話を通じた問題解決」を図るべきだと従来の立場を主張。米国が中国に求める北朝鮮への圧力強化を巡り、議論は平行線に終わった。
ホワイトハウスによると、両首脳は朝鮮半島の非核化に取り組んでいくことを確認。中国国営通信、新華社は、北朝鮮核問題の解決のため両首脳が意思疎通と協調を維持することで合意したと伝えた。
会談で習氏は、米国などが独自に対北朝鮮制裁を科すことに否定的な考えを示し、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に反対を表明。
南シナ海問題などを念頭に「核心的利益と重大な関心事を互いに尊重し、意見の相違と敏感な問題を適切に処理すべきだ」と訴えた。(共同)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170709/dly1707090012-n1.html
【G20】米中首脳、朝鮮半島非核化を確認 米財務相「極めて率直に話せた」
【ハンブルク=小雲規生】20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれたドイツ・ハンブルクで8日に会談したトランプ米大統領と中国の習近平国家主席は、北朝鮮の核開発問題を踏まえ、両国として朝鮮半島の非核化への決意を確認した。ホワイトハウスが会談の概要を発表した。
両首脳は北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を含む挑発行為への対応の必要性についても協議。ムニューシン財務長官は記者団に対して、首脳会談について「北朝鮮問題について極めて率直に話せた」と述べた。会談は約1時間半に及び、日程の都合で切り上げられた。
また国営新華社通信によると、習氏は会談で、北朝鮮の国連安保理決議違反への対応とともに、国際社会として対話を進める努力が必要だと述べた。さらに米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)の韓国配備への反対を表明した。
一方、首脳会談では両国間の互恵的な貿易関係や市場開放の推進などの経済問題についても協議。両国が19日に開く、第1回の経済対話に向けて、調整を続けることも確認した。
http://www.sankei.com/world/news/170709/wor1707090038-n1.html
ドイツ・ハンブルクで会談したトランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=8日(AP)