中国人民解放軍の創設90年を記念する式典が1日、北京の人民大会堂で開かれた。習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)が演説。指導部メンバーが大幅に入れ替わる秋の党大会に向けて習氏の権威や求心力を高める狙いがある。
7月30日には内モンゴル自治区にあるアジア最大の軍事訓練基地「朱日和訓練基地」で、陸海空軍などの兵士約1万2千人が参加した大規模な閲兵式を実施。8月1日の建軍記念日に合わせた閲兵式は初めてで、習氏は軍事力強化に加えて党への忠誠を要求、軍掌握を誇示した。
習指導部は中央軍事委に権限を集中させる軍改革を推進。メディアは連日、軍の活動や改革の成果を特集で取り上げ、党・政府と一体となって国威発揚を図っている。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010027-n1.html
習近平氏が建軍90周年大会で演説「巨大な犠牲を払い、輝かしい勝利を得た」
【北京=西見由章】中国人民解放軍の建軍90周年を記念する祝賀大会が1日、北京の人民大会堂で開かれた。
習近平国家主席(中国共産党中央軍事委員会主席)は演説で、「90年来、人民の軍隊は幾度も戦火を経験し、巨大な犠牲を払い、数々の輝かしい勝利を得て、党と人民のために偉大な歴史的功績を残した」と強調した。
習氏は7月30日に内モンゴル自治区の「朱日和合同戦術訓練基地」で実施された大規模な閲兵式に出席。一層の軍事力強化を打ち出し党への忠誠を要求していた。
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010028-n1.html
習近平国家主席「中国領土分裂許さない」建軍90周年大会で演説で台湾・蔡政権をけん制か
習近平国家主席(中国共産党中央軍事委員会主席)は演説で「われわれは決して(他国への)侵略拡張を行わないが、いかなる人物や組織、政党が、いかなる中国領土を分裂させることも絶対に許さない」と強調した。
「一つの中国」原則の受け入れを表明しない台湾の蔡英文政権や香港の独立派のほか、国境付近で軍事的緊張が高まるインドをけん制した発言とみられる。
また習氏は「軍の体制や構造、様相を一新させた」と述べ、軍改革の成果を誇示。「軍は党の絶対的な指導を堅持しなければならない」とし、あらためて党中央への忠誠を要求した。
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010031-n1.html
習氏、「党の軍隊」強調 絶対的指導で忠誠迫る
【北京共同】中国人民解放軍の創設90年を記念する1日の式典の演説で、習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)は軍に対する「党の絶対的指導」を繰り返し強調した。
国軍ではなく「党の軍隊」としてきた一党独裁体制下での軍の位置付けを堅持すると訴え、軍に対し党や自身への政治的な忠誠を迫った。
中国では対外開放の影響で、軍に対する党の関与否定につながる軍の「非政治化」や「国軍化」の論調が広がったことがある。習氏は、こうした論調は一党独裁の弱体化につながるとみて絶対に許さない姿勢を示した。
習氏は演説で歴史を振り返り「(党に)革命のための武装力がなければ中国革命の重責を負うことはできなかった」と指摘。軍に対する「党の絶対的指導」の原則を連呼し「いかなる情勢の変化があろうと、われわれの軍隊は永遠に党の軍隊であり人民の軍隊だ」と述べた。
http://www.sankei.com/photo/story/news/170801/sty1708010013-n1.html
北京の人民大会堂で人民解放軍の創設90年を記念し演説する習近平国家主席(ロイター)
中国人民解放軍の創設90年を記念する式典に出席する習近平国家主席(左)と李克強首相=1日、北京の人民大会堂(ロイター)
中国人民解放軍の創設90年を記念した式典で、拍手する習近平国家主席=1日、北京の人民大会堂(ロイター)
7月30日には内モンゴル自治区にあるアジア最大の軍事訓練基地「朱日和訓練基地」で、陸海空軍などの兵士約1万2千人が参加した大規模な閲兵式を実施。8月1日の建軍記念日に合わせた閲兵式は初めてで、習氏は軍事力強化に加えて党への忠誠を要求、軍掌握を誇示した。
習指導部は中央軍事委に権限を集中させる軍改革を推進。メディアは連日、軍の活動や改革の成果を特集で取り上げ、党・政府と一体となって国威発揚を図っている。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010027-n1.html
習近平氏が建軍90周年大会で演説「巨大な犠牲を払い、輝かしい勝利を得た」
【北京=西見由章】中国人民解放軍の建軍90周年を記念する祝賀大会が1日、北京の人民大会堂で開かれた。
習近平国家主席(中国共産党中央軍事委員会主席)は演説で、「90年来、人民の軍隊は幾度も戦火を経験し、巨大な犠牲を払い、数々の輝かしい勝利を得て、党と人民のために偉大な歴史的功績を残した」と強調した。
習氏は7月30日に内モンゴル自治区の「朱日和合同戦術訓練基地」で実施された大規模な閲兵式に出席。一層の軍事力強化を打ち出し党への忠誠を要求していた。
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010028-n1.html
習近平国家主席「中国領土分裂許さない」建軍90周年大会で演説で台湾・蔡政権をけん制か
習近平国家主席(中国共産党中央軍事委員会主席)は演説で「われわれは決して(他国への)侵略拡張を行わないが、いかなる人物や組織、政党が、いかなる中国領土を分裂させることも絶対に許さない」と強調した。
「一つの中国」原則の受け入れを表明しない台湾の蔡英文政権や香港の独立派のほか、国境付近で軍事的緊張が高まるインドをけん制した発言とみられる。
また習氏は「軍の体制や構造、様相を一新させた」と述べ、軍改革の成果を誇示。「軍は党の絶対的な指導を堅持しなければならない」とし、あらためて党中央への忠誠を要求した。
http://www.sankei.com/world/news/170801/wor1708010031-n1.html
習氏、「党の軍隊」強調 絶対的指導で忠誠迫る
【北京共同】中国人民解放軍の創設90年を記念する1日の式典の演説で、習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)は軍に対する「党の絶対的指導」を繰り返し強調した。
国軍ではなく「党の軍隊」としてきた一党独裁体制下での軍の位置付けを堅持すると訴え、軍に対し党や自身への政治的な忠誠を迫った。
中国では対外開放の影響で、軍に対する党の関与否定につながる軍の「非政治化」や「国軍化」の論調が広がったことがある。習氏は、こうした論調は一党独裁の弱体化につながるとみて絶対に許さない姿勢を示した。
習氏は演説で歴史を振り返り「(党に)革命のための武装力がなければ中国革命の重責を負うことはできなかった」と指摘。軍に対する「党の絶対的指導」の原則を連呼し「いかなる情勢の変化があろうと、われわれの軍隊は永遠に党の軍隊であり人民の軍隊だ」と述べた。
http://www.sankei.com/photo/story/news/170801/sty1708010013-n1.html
北京の人民大会堂で人民解放軍の創設90年を記念し演説する習近平国家主席(ロイター)
中国人民解放軍の創設90年を記念する式典に出席する習近平国家主席(左)と李克強首相=1日、北京の人民大会堂(ロイター)
中国人民解放軍の創設90年を記念した式典で、拍手する習近平国家主席=1日、北京の人民大会堂(ロイター)