お盆休みが終わり、再び日常生活が始まった。お盆に連休をとった人は帰省や旅行でリフレッシュをしただろうし、この時期に仕事をした人はガラガラの電車で快適に通勤したことだろう。
しかしそれも束の間、休み明けに会社に行けば、あっという間に忙しさの波にのまれていくのである。
中国メディア・今日頭条は13日、「日本のサラリーマンはどれほど忙しいのか」とする記事を掲載した。
記事は「日本の職場は永遠に休むことがない印象を与える。日本企業で頭角を現すうえで必要な時間と精力は想像し難いものがある。それでは、日本のサラリーマンはいったいどれほど忙しいのだろうか」とした。
そのうえで、あるアンケート調査の結果を紹介。日本の男女500人を対象に実施した自由時間に関する調査で、約30%が1日平均1.5−2時間しか自分の自由な時間が確保できていないと回答したと伝えた。
その理由は主に「仕事が忙しく、常に残業しているため」であり、貴重な自由時間にやる事では「お風呂でボーっとする」といった回答が見られたとしている。
記事は、日本企業は安定した発展のために終身雇用制度を採用し、若者は一度会社に採用されれば極めて安定した仕事を得られるようになったと紹介。また年功序列制度により、在籍年数や経歴が主な考課基準になったとした。
その一方で「これらの制度では、従業員と企業の関係は異常に緊密になる。勤務中、従業員は必死に仕事をし、残業が当たり前になる。そして退勤後は同僚と飲み食いをする。週末も客先とコミュニケーションを深めなければならない」と指摘。
日本のサラリーマンが会社との連絡を絶ち切れるのは寝ているときだけ、という戯言まで口にする人がいるとした。
終身雇用、年功序列といった従来の日本企業の制度は崩れつつあるも、決して完全になくなったわけではなく、むしろ健在というべきだろう。
それは日本独特の企業文化であり、就職活動と合わせて、日本に留学してそのまま日本企業に就職しようとする中国人学生のなかには大いに困惑する人も少なくないようだ。(編集担当:今関忠馬)
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