韓国野党、対国民報告大会を批判
「安全保障、原発、殺虫剤、卵などの懸案については一言もない、彼らだけの浅はかな娯楽プログラム」
韓国野党3党は21日、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が20日に開催した「対国民報告大会」について「国民との疎通ではなく政治ショー」「政権を宣伝するための政治ショー」「自画自賛のディナーショー」などと厳しく批判した。
保守系最大野党「自由韓国党」の洪準杓（ホン・ジュンピョ）代表は21日、党執行部の会議で「（ほぼ）全てのテレビ局が対国民報告大会を生中継したが、視聴率は10%にも届かなかった。この政府の支持率は官制世論調査が発表するように本当に80%にもなるのか疑わしい」
「この100日間の政策はどれも一方的なショーで終わったが、このような政策の方向性は長続きしないだろう」などと述べた。
また同党の鄭宇沢（チョン・ウテク）院内代表は「大統領府のタク・ヒョンミン行政官が企画した100日報告大会は彼らだけのお祭り、あるいはショーにすぎない浅はかな娯楽プログラムだ」
「誰が質問し、誰がそれに答えるか全て脚本が書かれた1時間の『ショー通ショー』に終わり、北朝鮮の核問題や殺虫剤、卵問題については一言も語られなかった。これが報告大会とは聞いてあきれる」などと批判した。「ショー通」とは「疎通」を皮肉った言葉だ。
中道系野党「国民の党」の朴柱宣（パク・チュソン）非常対策委員長は
「（報告大会では）道端に座り込んだ群山造船所作業員たちの涙、中国による米国の最新鋭地上配備型迎撃システムTHAAD（高高度防衛ミサイル）報復によって事業が立ちゆかなくなった企業経営者たちの血と涙、殺虫剤や卵で不安におびえる国民の叫び、K9自走砲の事故で大切な息子を失った親たちの叫びに対して何の答えもなかった」
「政権を宣伝するための政治ショーにすぎなかった」などと厳しく批判した。
保守系野党「正しい政党」の李恵薫（イ・ヘフン）代表も「ゴールデンタイムに地上波テレビ局を使って1時間も生中継したのだが、安全保障や原発、殺虫剤、卵問題には一言も触れられなかった。あまりにもむなしい」と述べた。
同党の朱豪英（チュ・ホヨン）院内代表は「わずか数日前に就任から100日の記者会見を行ったのに、また今回のような形の対国民報告大会を行う必要があったのか」「要するに放送の独占と自画自賛のディナーショーにすぎず、俗な言葉で言えば『いかさま花札』のようなものだった」と批判した。
崔燕真（チェ・ヨンジン）記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/22/2017082200999.html
「安全保障、原発、殺虫剤、卵などの懸案については一言もない、彼らだけの浅はかな娯楽プログラム」
韓国野党3党は21日、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が20日に開催した「対国民報告大会」について「国民との疎通ではなく政治ショー」「政権を宣伝するための政治ショー」「自画自賛のディナーショー」などと厳しく批判した。
保守系最大野党「自由韓国党」の洪準杓（ホン・ジュンピョ）代表は21日、党執行部の会議で「（ほぼ）全てのテレビ局が対国民報告大会を生中継したが、視聴率は10%にも届かなかった。この政府の支持率は官制世論調査が発表するように本当に80%にもなるのか疑わしい」
「この100日間の政策はどれも一方的なショーで終わったが、このような政策の方向性は長続きしないだろう」などと述べた。
また同党の鄭宇沢（チョン・ウテク）院内代表は「大統領府のタク・ヒョンミン行政官が企画した100日報告大会は彼らだけのお祭り、あるいはショーにすぎない浅はかな娯楽プログラムだ」
「誰が質問し、誰がそれに答えるか全て脚本が書かれた1時間の『ショー通ショー』に終わり、北朝鮮の核問題や殺虫剤、卵問題については一言も語られなかった。これが報告大会とは聞いてあきれる」などと批判した。「ショー通」とは「疎通」を皮肉った言葉だ。
中道系野党「国民の党」の朴柱宣（パク・チュソン）非常対策委員長は
「（報告大会では）道端に座り込んだ群山造船所作業員たちの涙、中国による米国の最新鋭地上配備型迎撃システムTHAAD（高高度防衛ミサイル）報復によって事業が立ちゆかなくなった企業経営者たちの血と涙、殺虫剤や卵で不安におびえる国民の叫び、K9自走砲の事故で大切な息子を失った親たちの叫びに対して何の答えもなかった」
「政権を宣伝するための政治ショーにすぎなかった」などと厳しく批判した。
保守系野党「正しい政党」の李恵薫（イ・ヘフン）代表も「ゴールデンタイムに地上波テレビ局を使って1時間も生中継したのだが、安全保障や原発、殺虫剤、卵問題には一言も触れられなかった。あまりにもむなしい」と述べた。
同党の朱豪英（チュ・ホヨン）院内代表は「わずか数日前に就任から100日の記者会見を行ったのに、また今回のような形の対国民報告大会を行う必要があったのか」「要するに放送の独占と自画自賛のディナーショーにすぎず、俗な言葉で言えば『いかさま花札』のようなものだった」と批判した。
崔燕真（チェ・ヨンジン）記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/22/2017082200999.html
