【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相は25日午前、電話会談を行い、北朝鮮の核・ミサイル問題について、強力な制裁と圧力を加え続ける一方、最終的には対話と平和的な方法で同問題の解決を図ることで一致した。
両首脳が電話会談を行うのは4回目。会談は約30分間行われた。
韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官によると、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る状況を綿密に注視・分析し、完全放棄に向けて両国、また米国を交えた3カ国の緊密な連携を基に国際社会と協力することで一致。
北朝鮮との対話に向けた「正しい条件」について緊密に協議していくことにした。
日本による植民地時代の朝鮮半島出身者の強制徴用問題にも触れ、歴史問題もしっかり管理しながら、両国関係を未来志向の成熟したパートナー関係に発展させることでも一致した。
また、政府間の努力だけでなく、超党派の韓日・日韓議員連盟など、さまざまな窓口を通じた努力も両国関係の発展に貢献するとして、こうした活動の支援に最善を尽くすことにした。
その上で、9月にロシア・ウラジオストクで会談し、「有益な会話」を交わすことに期待を示した。
文大統領は9月6〜7日に同地で開催される「東方経済フォーラム」に出席する予定で、朴報道官は「この期間中の韓日首脳会談を調整中であり、電話会談では互いに首脳会談の開催を望むとした」と説明した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/08/25/0200000000AJP20170825001800882.HTML
日韓電話会談 米と連携 北朝鮮への圧力強化で一致
安倍総理大臣は、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と電話で会談し、北朝鮮による弾道ミサイルの発射や核開発を抑止するため、アメリカと連携して、圧力を強化していくことで一致しました。
また、安倍総理大臣は、太平洋戦争中に日本の工場で働かされた韓国の元徴用工の問題に関連し、日本の立場を説明し、未来志向の関係構築の重要性を指摘しました。
安倍総理大臣は25日午前10時40分ごろからおよそ30分間にわたって、韓国のムン・ジェイン大統領と電話で会談しました。
この中で、安倍総理大臣は、「北朝鮮の挑発的言動が格段とエスカレートしており、『グアム周辺に弾道ミサイルを発射する』との発表を含め、挑発的な言動は断じて容認できない。日韓米が結束して対応したい。
ムン大統領と、問題の平和的な解決を強調する思いを共有すると同時に、不測の事態への備えが不可欠だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「今月7日の電話会談で、ムン大統領と今は圧力をかける局面であるとの認識で一致できたことはよかった。北朝鮮が挑発行動の自制にとどまらず、非核化に向けた真剣な意思と具体的な行動を示すよう、一層圧力を強化したい。
国連安保理決議の履行、特に中国やロシアの対応がかぎになる。日韓米が連携して働きかけたい」と述べました。
これに対し、韓国のムン大統領は、「『日本を超えてグアムにミサイルを発射する』との北朝鮮の挑発に対する日本国民の懸念は理解する。韓日米の緊密な連携が重要だ。日本の独自制裁を高く評価する」と述べ、圧力を強化していくことで一致しました。
一方、安倍総理大臣は、太平洋戦争中に日本の工場で働かされた韓国の元徴用工の問題について、日韓間の財産請求権の問題は解決済みだとする日本の立場を説明したうえで、
「未来志向の関係を構築していくうえでも、日韓の懸案を適切に管理していくことが重要である」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011111731000.html
安倍首相と電話会談を行う文大統領(青瓦台提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)
両首脳が電話会談を行うのは4回目。会談は約30分間行われた。
韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官によると、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る状況を綿密に注視・分析し、完全放棄に向けて両国、また米国を交えた3カ国の緊密な連携を基に国際社会と協力することで一致。
北朝鮮との対話に向けた「正しい条件」について緊密に協議していくことにした。
日本による植民地時代の朝鮮半島出身者の強制徴用問題にも触れ、歴史問題もしっかり管理しながら、両国関係を未来志向の成熟したパートナー関係に発展させることでも一致した。
また、政府間の努力だけでなく、超党派の韓日・日韓議員連盟など、さまざまな窓口を通じた努力も両国関係の発展に貢献するとして、こうした活動の支援に最善を尽くすことにした。
その上で、9月にロシア・ウラジオストクで会談し、「有益な会話」を交わすことに期待を示した。
文大統領は9月6〜7日に同地で開催される「東方経済フォーラム」に出席する予定で、朴報道官は「この期間中の韓日首脳会談を調整中であり、電話会談では互いに首脳会談の開催を望むとした」と説明した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2017/08/25/0200000000AJP20170825001800882.HTML
日韓電話会談 米と連携 北朝鮮への圧力強化で一致
安倍総理大臣は、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と電話で会談し、北朝鮮による弾道ミサイルの発射や核開発を抑止するため、アメリカと連携して、圧力を強化していくことで一致しました。
また、安倍総理大臣は、太平洋戦争中に日本の工場で働かされた韓国の元徴用工の問題に関連し、日本の立場を説明し、未来志向の関係構築の重要性を指摘しました。
安倍総理大臣は25日午前10時40分ごろからおよそ30分間にわたって、韓国のムン・ジェイン大統領と電話で会談しました。
この中で、安倍総理大臣は、「北朝鮮の挑発的言動が格段とエスカレートしており、『グアム周辺に弾道ミサイルを発射する』との発表を含め、挑発的な言動は断じて容認できない。日韓米が結束して対応したい。
ムン大統領と、問題の平和的な解決を強調する思いを共有すると同時に、不測の事態への備えが不可欠だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「今月7日の電話会談で、ムン大統領と今は圧力をかける局面であるとの認識で一致できたことはよかった。北朝鮮が挑発行動の自制にとどまらず、非核化に向けた真剣な意思と具体的な行動を示すよう、一層圧力を強化したい。
国連安保理決議の履行、特に中国やロシアの対応がかぎになる。日韓米が連携して働きかけたい」と述べました。
これに対し、韓国のムン大統領は、「『日本を超えてグアムにミサイルを発射する』との北朝鮮の挑発に対する日本国民の懸念は理解する。韓日米の緊密な連携が重要だ。日本の独自制裁を高く評価する」と述べ、圧力を強化していくことで一致しました。
一方、安倍総理大臣は、太平洋戦争中に日本の工場で働かされた韓国の元徴用工の問題について、日韓間の財産請求権の問題は解決済みだとする日本の立場を説明したうえで、
「未来志向の関係を構築していくうえでも、日韓の懸案を適切に管理していくことが重要である」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170825/k10011111731000.html
安倍首相と電話会談を行う文大統領(青瓦台提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)