韓米両国は、慶尚北道星州の高高度防衛ミサイル(THAAD)基地に、残余のTHAADランチャー4基を来週配備する可能性が高いことが25日までに分かった。
韓国国防部(省に相当、以下同じ)の当局者は、THAADの配備と関連して「小規模環境影響評価が終わったら、韓米間の合意を経て(施設工事のための)資材・装備を入れなければならない。
その時点で、(まだ配備されていないランチャーの)臨時配備に関する部分についても韓米が協議し、日取りを決めるだろう」「日取りが決まったら、少なくとも一日前には公開したい」と語った。
環境部が先月24日から行ってきた小規模環境影響評価は、今月28日ごろ終わる予定だ。その後すぐに電気工事や平坦化作業など、今年4月に野戦配備されたTHAAD部隊が安定的に駐屯するための施設工事が始まる。
国防部関係者の発言は、この工事に必要な資材・装備を投入する際、未配備のランチャー4基も一緒に入れたいという意味だ。4基のランチャーは現在、近くの在韓米軍基地で4カ月以上も保管が続いている。
韓国大統領府(青瓦台)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は24日「(ランチャー)4基の臨時配備が近く完了するものと期待している」と発言した。
また、保守系の野党「自由韓国党」のイ・チョルウ議員は「李洛淵(イ・ナクヨン)首相が、『米国が30日までにランチャ4基を追加配備するよう要求してきて頭を痛めている』と言った」と主張した。
米国側は、このところ「技術的理由」を挙げて韓国側に残余のランチャーの配備日程を短縮するよう要請しているという。
在韓米軍の関係者は「THAADのランチャーも、ほかの武器と同じように、長期間稼働させなかったら問題が生じる」と語った。大統領府もこうした雰囲気を否定していない。
国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官の訪米時期も、THAADの早期配備に影響を及ぼすものとみられる。
29日に韓国を出発する宋長官は、30日に米国のジェームズ・マティス国防長官、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、31日にハリー・ハリス米太平洋軍司令官とそれぞれ会談して戻ってくる。
韓国政府の関係者は「訪米前に残余のランチャーの問題が片付けば、会談の雰囲気や訪米の成果に大きく役立つだろう」と語った。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/26/2017082600304.html
韓国国防部(省に相当、以下同じ)の当局者は、THAADの配備と関連して「小規模環境影響評価が終わったら、韓米間の合意を経て(施設工事のための)資材・装備を入れなければならない。
その時点で、(まだ配備されていないランチャーの)臨時配備に関する部分についても韓米が協議し、日取りを決めるだろう」「日取りが決まったら、少なくとも一日前には公開したい」と語った。
環境部が先月24日から行ってきた小規模環境影響評価は、今月28日ごろ終わる予定だ。その後すぐに電気工事や平坦化作業など、今年4月に野戦配備されたTHAAD部隊が安定的に駐屯するための施設工事が始まる。
国防部関係者の発言は、この工事に必要な資材・装備を投入する際、未配備のランチャー4基も一緒に入れたいという意味だ。4基のランチャーは現在、近くの在韓米軍基地で4カ月以上も保管が続いている。
韓国大統領府(青瓦台)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は24日「(ランチャー)4基の臨時配備が近く完了するものと期待している」と発言した。
また、保守系の野党「自由韓国党」のイ・チョルウ議員は「李洛淵(イ・ナクヨン)首相が、『米国が30日までにランチャ4基を追加配備するよう要求してきて頭を痛めている』と言った」と主張した。
米国側は、このところ「技術的理由」を挙げて韓国側に残余のランチャーの配備日程を短縮するよう要請しているという。
在韓米軍の関係者は「THAADのランチャーも、ほかの武器と同じように、長期間稼働させなかったら問題が生じる」と語った。大統領府もこうした雰囲気を否定していない。
国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官の訪米時期も、THAADの早期配備に影響を及ぼすものとみられる。
29日に韓国を出発する宋長官は、30日に米国のジェームズ・マティス国防長官、ハーバート・マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、31日にハリー・ハリス米太平洋軍司令官とそれぞれ会談して戻ってくる。
韓国政府の関係者は「訪米前に残余のランチャーの問題が片付けば、会談の雰囲気や訪米の成果に大きく役立つだろう」と語った。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/08/26/2017082600304.html