【ソウル=鈴木壮太郎】サムスングループ実質トップの李在鎔(イ・ジェヨン=サムスン電子副会長)被告に懲役5年の一審判決が下ったことを受け、サムスン電子の最高経営責任者(CEO)の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長は28日、社員に宛ててメッセージを送った。
「史上初の危機を乗り越えるには、皆が一丸となって力と知恵を集めなければならない」と、奮起を促した。
権副会長は25日の一審判決に「納得できない」と不満を表明した。一方で「会社が置かれている国内外の経営環境は過酷だ。私たちは衝撃を受け、戸惑ってばかりはいられない」と指摘した。
また、「皆さんも大きなショックを受けていると思う。経営陣も惨憺(さんたん)たる心境だ」とも語った。
韓国の前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告側への贈賄などの疑いで李被告が拘束されて半年。一審の有罪判決で李被告の不在がさらに長引く。無罪判決に一縷(いちる)の望みをつないできた経営陣の失望は深い。
もっとも、サムスン電子は28日も通常どおり業務した。経営委員会を開き、中国・西安の半導体メモリー工場に今後3年間で70億ドル(約7600億円)を投じ、生産能力を引き上げる計画を決めた。
ある社員は「職場の雰囲気はいつもと変わらない。淡々と仕事をしている」と語った。
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20478060Y7A820C1FFE000/
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サムスントップ控訴 「物証なき判決」保守層から批判
https://mainichi.jp/articles/20170829/k00/00m/030/057000c
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もっとも、サムスン電子は28日も通常どおり業務した。経営委員会を開き、中国・西安の半導体メモリー工場に今後3年間で70億ドル(約7600億円)を投じ、生産能力を引き上げる計画を決めた。
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