【平昌=共同】平昌冬季五輪の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会は31日、大会前最後となる現地視察などを終えて記者会見し、リンドベリ委員長は施設の建設が「ほぼ完了した」と評価した。
一方で「競技施設の一部は大会後の利用方法が決まっていない」と残る課題を指摘し、決定を急ぐよう求めた。
大会組織委員会によると、現時点でスピードスケートなど3会場が未定となっている。開幕まで5カ月あまりとなった中で韓国での関心は高まっておらず、同委員長はPRに注力することも要求した。
韓国政府は北朝鮮との合同チーム結成などを目指しているが、北朝鮮のミサイル発射で周辺国との緊張は高まっている。
組織委の李熙範会長は「平和を愛する国と選手は五輪に参加する権利と義務がある。それは北朝鮮も例外ではない。五輪への参加を信じている」と語った。
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