BIGBANGが“LAST DANSE”と銘打ち、全国4大ドームツアーの真っ最中だ。なぜラストかと言えば、これが最後という触れ込みで――。
***
韓流なんて、とっくに終わったものと考えていないだろうか。
ドラマ「冬のソナタ」(NHK・BS2)による放送をきっかけに“韓流”と呼ばれる韓国ブームが巻き起こったのは2004年のこと。ブームを牽引したのは、ペ・ヨンジュンやチャン・ドンゴンなど、いわゆる韓国四天王らにキャーキャー言っていた中高年のお姉さま方だった。その一方で、翌05年には“嫌韓”の流れも起こり、韓流は次第に勢いを弱めていった。
次いで“第2次韓流ブーム”と呼ばれる人気再燃が10年頃からで、東方神起、少女時代、KARAらK-POPグループがヒット。2011年には、これら3組がNHKの「紅白歌合戦」に出場するまでに。K-POPを支えたのは若いファンだったが、タレントと所属事務所がもめたり、韓国大統領の竹島上陸問題や慰安婦像設置問題も起こり、“嫌韓”の感情も再燃。第2次ブームも終焉する。
そして“第3次韓流ブーム”が現在なんだとか。人気の筆頭が、BIGBANGという男性5人のグループで、前述の通り11月18日の福岡ヤフオク! ドームを皮切りに、京セラドーム大阪、ナゴヤドーム、東京ドームと、海外アーティストとしては初の5年連続ドームツアーを敢行中。さらに京セラドームへ戻って12月23日をもって完全に“ラスト”になるはずだったのだが……。
追加公演に追加席……文句は受け付けず
ファンは語る。
「ツアーのタイトルが『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 -LAST DANCE-』と銘打たれているのは、徴兵制のある韓国では19歳から30歳までに約2年の兵役の義務があるからです。メンバー5人のうち30歳で最年長のT.O.P(トップ)は今年2月に一足早く入隊。それでいまは4人編成となっているのですが、彼らのうち2人がすでに29歳なのでギリギリの年齢。それで4人とも入隊するために『ラストツアー』になっているんです。当初は12月23日が最終公演だったんですが、10月末になって12月24日にもファンクラブ会員限定で同じ京セラドームで追加公演、つまり、ホントに最後のライブが行われると発表されたので、これも買わないわけにいきませんよね」
ちなみに今年(2017年)2月に入隊したT.O.Pことチェ・スンヒョン(30)は、兵役の代わりに警察官を務める義務警察として勤務中、大麻を吸引していたとして、同年6月に逮捕。懲役10カ月、執行猶予2年の有罪判決を受けた。もちろん、警察官として勤務を続けるわけにもいかず、社会服務要員として勤務していると言われる。
だからこそ「残った4人が入隊」「最後のツアー」と言われれば、どうしても見たいというファンは多いのだろう。
今回のツアー4会場14公演で、およそ70万人を動員するとか。チケット代は、全席・全公演、一律1万2960円(税込)だから、ザッと90億円! の売り上げである。
だがしかし「チケットの売り方が酷すぎる」という声も出てきているのだ。
「11月になると、今度は追加席のチケットが売り出されたのですが、これが“参加席”というもの。ステージ後ろ側の席なんですが、これが『酷すぎる!』とファンの間でも話題になっているんです」
メールで送られてきたという参加席の説明曰く、
・参加席は、メンバーやステージが見えないお席となり、会場内に設置されますスクリーンでの鑑賞となります。
・また、音が聞き取りにくい、機材音が気になる可能性がございます。
・見えない、聞き取りにくい、気になるという感覚は個々に差がありますので、あらかじめご了承下さい。
・お席に関してのお問い合わせには、お答え出来ません。
・ご購入後の返金、及びご入場後のお席の振り替え、クレーム等は一切お受け出来ません。予めご了承下さい。
慇懃無礼な物言いというか、牽強付会な言い分というか、言葉遣いこそ丁寧だが、言ってることは無茶苦茶だし、音楽ライブを楽しむ環境としては最悪だ。
続きます。
2017.12/7(木) 6:30配信元 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171207-00533798-shincho-ent
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韓流なんて、とっくに終わったものと考えていないだろうか。
ドラマ「冬のソナタ」(NHK・BS2)による放送をきっかけに“韓流”と呼ばれる韓国ブームが巻き起こったのは2004年のこと。ブームを牽引したのは、ペ・ヨンジュンやチャン・ドンゴンなど、いわゆる韓国四天王らにキャーキャー言っていた中高年のお姉さま方だった。その一方で、翌05年には“嫌韓”の流れも起こり、韓流は次第に勢いを弱めていった。
次いで“第2次韓流ブーム”と呼ばれる人気再燃が10年頃からで、東方神起、少女時代、KARAらK-POPグループがヒット。2011年には、これら3組がNHKの「紅白歌合戦」に出場するまでに。K-POPを支えたのは若いファンだったが、タレントと所属事務所がもめたり、韓国大統領の竹島上陸問題や慰安婦像設置問題も起こり、“嫌韓”の感情も再燃。第2次ブームも終焉する。
そして“第3次韓流ブーム”が現在なんだとか。人気の筆頭が、BIGBANGという男性5人のグループで、前述の通り11月18日の福岡ヤフオク! ドームを皮切りに、京セラドーム大阪、ナゴヤドーム、東京ドームと、海外アーティストとしては初の5年連続ドームツアーを敢行中。さらに京セラドームへ戻って12月23日をもって完全に“ラスト”になるはずだったのだが……。
追加公演に追加席……文句は受け付けず
ファンは語る。
「ツアーのタイトルが『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 -LAST DANCE-』と銘打たれているのは、徴兵制のある韓国では19歳から30歳までに約2年の兵役の義務があるからです。メンバー5人のうち30歳で最年長のT.O.P(トップ)は今年2月に一足早く入隊。それでいまは4人編成となっているのですが、彼らのうち2人がすでに29歳なのでギリギリの年齢。それで4人とも入隊するために『ラストツアー』になっているんです。当初は12月23日が最終公演だったんですが、10月末になって12月24日にもファンクラブ会員限定で同じ京セラドームで追加公演、つまり、ホントに最後のライブが行われると発表されたので、これも買わないわけにいきませんよね」
ちなみに今年(2017年)2月に入隊したT.O.Pことチェ・スンヒョン(30)は、兵役の代わりに警察官を務める義務警察として勤務中、大麻を吸引していたとして、同年6月に逮捕。懲役10カ月、執行猶予2年の有罪判決を受けた。もちろん、警察官として勤務を続けるわけにもいかず、社会服務要員として勤務していると言われる。
だからこそ「残った4人が入隊」「最後のツアー」と言われれば、どうしても見たいというファンは多いのだろう。
今回のツアー4会場14公演で、およそ70万人を動員するとか。チケット代は、全席・全公演、一律1万2960円(税込)だから、ザッと90億円! の売り上げである。
だがしかし「チケットの売り方が酷すぎる」という声も出てきているのだ。
「11月になると、今度は追加席のチケットが売り出されたのですが、これが“参加席”というもの。ステージ後ろ側の席なんですが、これが『酷すぎる!』とファンの間でも話題になっているんです」
メールで送られてきたという参加席の説明曰く、
・参加席は、メンバーやステージが見えないお席となり、会場内に設置されますスクリーンでの鑑賞となります。
・また、音が聞き取りにくい、機材音が気になる可能性がございます。
・見えない、聞き取りにくい、気になるという感覚は個々に差がありますので、あらかじめご了承下さい。
・お席に関してのお問い合わせには、お答え出来ません。
・ご購入後の返金、及びご入場後のお席の振り替え、クレーム等は一切お受け出来ません。予めご了承下さい。
慇懃無礼な物言いというか、牽強付会な言い分というか、言葉遣いこそ丁寧だが、言ってることは無茶苦茶だし、音楽ライブを楽しむ環境としては最悪だ。
続きます。
2017.12/7(木) 6:30配信元 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171207-00533798-shincho-ent