【北京聯合ニュース】韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は7日午後(現地時間)、中国共産党の序列3位である全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の栗戦書委員長と北京で会談し、朝鮮半島の平和や韓中の相互協力関係について意見交換した。
文氏は先ごろ循環器系疾患の手術を受けたばかりだ。文氏は病を押して訪中したのは、朝鮮半島平和問題が厳しい状況にあり、直接に伝えたいことがあったためと述べた。
また「私が議長の任期中に中国を訪問するという約束をしたため、具合が悪いがお目にかかるのが道理だと考えた。今回の訪中で韓中の議会の懇親を深めたい」と表明。「韓国の国会議長が中国を訪れたのは5年ぶりと聞いた」と述べた。
栗氏は「中韓関係の基本は発展と繁栄を共に図り、朝鮮半島の平和と安全を共に促進し、互いに尊重して公平な国際秩序を守ること」強調した。また「この1年間で、習近平中国国家主席と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の合意により中韓関係が安定的で発展的な傾向を維持している」とし、「両国は現在の中韓関係をうまく維持しなければならない」と述べた。
さらに「中国は韓国と意思疎通を強化し、相互理解・相互尊重の原則をよく守り、必要な時にコミュニケーションをうまく行うことで朝鮮半島地域の平和と両国の交流協力関係を促進する」と付け加えた。
栗氏は文氏が手術を受けた後に訪中したことについて、両国関係を重要視する姿勢を示してくれたとし、謝意を伝えた。
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聯合ニュース 2019.05.07 21:25
握手を交わす文喜相国会議長(左)と栗戦書氏(国会提供)=(聯合ニュース)