【ソウル聯合ニュース】韓国の故金大中(キム・デジュン)元大統領の妻、李姫鎬(イ・ヒホ)さんの死去を受け、日本の鳩山由紀夫元首相が12日、ソウルの病院に設けられた葬儀場を弔問に訪れた。
鳩山氏は李さんの遺言のとおり、朝鮮半島の平和が実現し、国民が李さんを慕い続けることを願うと話した。
鳩山氏は弔問後、共同葬儀委員長を務める李洛淵(イ・ナクヨン)首相と別室で25分程度面会した。
李首相によると鳩山氏は韓国と北朝鮮が開いた平和の道が揺るぎなく続いていくことを願うと話したという。
李首相は金大中夫妻が最も厳しい状況にあったとき、日本国民や在日同胞が助けてくれたことを李さんが感謝していたと伝えたと語った。
1980年に韓国南西部の光州で大規模な民主化要求デモが起こり、軍の発砲で多くの犠牲者が出た光州民主化運動(光州事件)の首謀者として金大中氏が死刑判決を受けた際、在日同胞や日本人が判決に異議を唱えたことなどに李さんは感謝していたという。
李首相は、最近の韓日関係については特別な話はしなかったと説明した。
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聯合ニュース 2019.06.12 18:22
鳩山氏(左)と李首相=12日、ソウル(聯合ニュース)