米議会調査局が指摘
「韓日が米を信頼できないなら独自の核武装を行う必要性を認識するだろう」
米国務省に続き議会からも「韓国と日本で核武装論が出てくる可能性がある」との声が上がった。米議会調査局(CRS)は今月6日(現地時間)に発行した報告書の中で「北朝鮮の核開発によって米国の核抑止力に対する信頼が低下した場合、韓国と日本が独自の核武装の必要性を認識する可能性がある」と分析した。米国務省のビーガン対北朝鮮特別代表はミシガン大学での講演で「北朝鮮の非核化に失敗した場合、韓国と日本で核武装論が持ち上がる可能性がある」と指摘したが、その日に議会でも同じような見方が出てきた形だ。
CRSがこの日公開した「非戦略核兵器」と題された報告書には「2018年の核態勢検討報告書は『信頼できる米国の核抑止力は非拡散政策の礎』と明確に主張した」「(ところが)多くの分析家は、(米国の)同盟国が米国の核兵器(抑止力)の信頼性に確信が持てなくなれば、やむなく自ら核兵器を手にする必要性を感じるかもしれないと主張した」と指摘した。さらに「そのような計算は韓国と日本で明確になるかもしれない」とした上で「彼らは中国や北朝鮮など核武装した隣国から脅威や脅迫を受けるからだ」との見方を示した。北朝鮮の核の脅威が長く続くほど、その脅威を感じる韓国と日本が核武装の動きを本格化させるという意味だ。
報告書はさらに「ここ数年の間に韓国の一部政治家は、北朝鮮が核兵器を開発し、実験を行うことに対抗するため、米国の非戦略核兵器(戦術核)の韓半島再配備、さらには韓国独自の核能力開発を求めてきた」「このような見方は韓国国内で政府の後押しを受けていないが、(韓国の)一部で『米国の安全保障が弱まる』との認識が存在する可能性を示している」との見方も示した。
ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/10/2019091080021.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/09/10 10:00
「韓日が米を信頼できないなら独自の核武装を行う必要性を認識するだろう」
米国務省に続き議会からも「韓国と日本で核武装論が出てくる可能性がある」との声が上がった。米議会調査局(CRS)は今月6日(現地時間)に発行した報告書の中で「北朝鮮の核開発によって米国の核抑止力に対する信頼が低下した場合、韓国と日本が独自の核武装の必要性を認識する可能性がある」と分析した。米国務省のビーガン対北朝鮮特別代表はミシガン大学での講演で「北朝鮮の非核化に失敗した場合、韓国と日本で核武装論が持ち上がる可能性がある」と指摘したが、その日に議会でも同じような見方が出てきた形だ。
CRSがこの日公開した「非戦略核兵器」と題された報告書には「2018年の核態勢検討報告書は『信頼できる米国の核抑止力は非拡散政策の礎』と明確に主張した」「(ところが)多くの分析家は、(米国の)同盟国が米国の核兵器(抑止力)の信頼性に確信が持てなくなれば、やむなく自ら核兵器を手にする必要性を感じるかもしれないと主張した」と指摘した。さらに「そのような計算は韓国と日本で明確になるかもしれない」とした上で「彼らは中国や北朝鮮など核武装した隣国から脅威や脅迫を受けるからだ」との見方を示した。北朝鮮の核の脅威が長く続くほど、その脅威を感じる韓国と日本が核武装の動きを本格化させるという意味だ。
報告書はさらに「ここ数年の間に韓国の一部政治家は、北朝鮮が核兵器を開発し、実験を行うことに対抗するため、米国の非戦略核兵器(戦術核)の韓半島再配備、さらには韓国独自の核能力開発を求めてきた」「このような見方は韓国国内で政府の後押しを受けていないが、(韓国の)一部で『米国の安全保障が弱まる』との認識が存在する可能性を示している」との見方も示した。
ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/10/2019091080021.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/09/10 10:00