韓国ドラマ「梨泰院クラス」の宣伝映像で、中国人クリエイターが制作した映像作品からの盗作疑惑が浮上。このほかにもネット上では複数の韓国ドラマで、中国ドラマからの盗作疑惑が報告されている。
韓国で放送中のドラマ「梨泰院クラス」は、同名のウェブ漫画を原作にしたドラマ。このほど韓国のネット上で同ドラマの宣伝映像が、オーストラリアで毎年開催されるクリエイティブ・フェスティバル「Pause Fest」で2017年に公開された映像「Pause 2017 Opening Titles」にそっくりだとの指摘が上がった。ネット上の声を意識したのか、この宣伝映像はすでに削除されている。
2つの映像を見比べてみると、一部は盗作が疑われるようなレベルを超えており、そのまま流用したのではと思われるような場面も。「Pause 2017 Opening Titles」を制作した中国人クリエイターの Zaoeyo氏はこのほど中国版ツイッターで、「韓国の友人からの知らせですでに知っている」と投稿。同映像は4カ月にわたって心血を注いだ作品で、かつ一切の報酬はゼロだったことを明かし、「こういった利用はやめてほしい」と記している。
これまで中国では、韓国ドラマやバラエティー番組からの盗作疑惑がたびたび話題になってきたが、最近では逆に中国ドラマからの“パクリ”の疑いが相次いで報告されている。昨年の韓国ドラマ「ホテルデルーナ」では、昨年初めに配信された中国ドラマ「東宮〜永遠の記憶に眠る愛〜」と酷似した場面があるとの指摘が。「コピーしてきたようにそっくり」との声も上がっている。
同じく昨年放送された韓国ドラマ「朝鮮ロコ 緑豆伝」では、登場人物のキャラクター設定が、中国ドラマ「海上牧雲記〜3つの予言と王朝の謎〜」によく似ており、衣装の装飾品が中国で昨年大ヒットした「陳情令」とそっくりだとネット上で話題に。韓国ドラマ「アスダル年代記」についても、登場する部族の顔にほどこしたフェイスペイントや装束が、「海上牧雲記」そのものだとの指摘が。また、「海上牧雲記」で林の中を疾走する人物を撮る独特のカメラワークも、「アスダル年代記」が真似をしたのではないかとの指摘も上がっている。(Mathilda)
https://www.recordchina.co.jp/b781693-s0-c70-d0044.html
2020/02/15 23:30