(台北中央社)女子大生の太ももや尻などを触ったとしてセクシャルハラスメント防止法違反の罪に問われ、一審で有罪判決を受けていた韓国人元教員、朴在慶被告の控訴審判決が27日、台湾高等法院(高裁)で言い渡された。朴被告は結審を待たずに昨年末までに海外逃亡している。高裁は一審の判決を維持し、懲役1年2カ月、または罰金42万台湾元(約150万円)の刑が確定した。
朴被告が勤務していたのは、台北市内の政治大学韓国語学科。2017年3月から5月にかけ、職務上の地位を利用して女子大生2人にセクハラ行為を繰り返し、同年10月、セクハラ防止法違反で起訴された。朴被告は2018年末の一審判決を不服として控訴していた。係争中に朴被告の海外逃亡を許した背景には、一審が実施していた出国禁止の期限を、高裁が延期していなかったことがあると指摘されている。
高裁はこれについて「慎重さに欠けた」と反省の意を示した上で、民事判決に言及。同事件をめぐっては、2人の被害者が損害賠償を求める民事訴訟(一審)で勝訴しており、台北地方法院(地裁)が昨年12月、朴被告に計80万元(約290万円)の支払いを命じている。高裁は、韓国の民事訴訟法では、海外で下された判決の効力を「認めるはず」とし、有罪が確定した場合、韓国で強制執行できるとの見解を示している。
(劉世怡/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202002270006.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/02/27 19:33
朴被告が勤務していたのは、台北市内の政治大学韓国語学科。2017年3月から5月にかけ、職務上の地位を利用して女子大生2人にセクハラ行為を繰り返し、同年10月、セクハラ防止法違反で起訴された。朴被告は2018年末の一審判決を不服として控訴していた。係争中に朴被告の海外逃亡を許した背景には、一審が実施していた出国禁止の期限を、高裁が延期していなかったことがあると指摘されている。
高裁はこれについて「慎重さに欠けた」と反省の意を示した上で、民事判決に言及。同事件をめぐっては、2人の被害者が損害賠償を求める民事訴訟(一審)で勝訴しており、台北地方法院(地裁)が昨年12月、朴被告に計80万元(約290万円)の支払いを命じている。高裁は、韓国の民事訴訟法では、海外で下された判決の効力を「認めるはず」とし、有罪が確定した場合、韓国で強制執行できるとの見解を示している。
(劉世怡/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/202002270006.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/02/27 19:33