【仁川聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染が深刻なイランを出国した韓国人とイラン国籍の家族など80人が19日午後4時40分ごろ、仁川国際空港に到着した。
一行は現地時間の18日にテヘランを出発。ドバイで韓国政府のチャーター機に乗り換え、韓国に向かった。
イランでは米国の制裁により韓国の旅客機は運航できず、テヘランからドバイまではイラン航空を利用した。
空港では8台の救急車が待機し、外交部の李泰鎬(イ・テホ)第2次官をはじめ、同部や警察、検疫当局の関係者がチャーター機の到着を待った。
到着した80人のうち、感染が疑われる症状があった2人は救急車で仁川空港検疫所の医療施設に移動した。同施設でウイルス検査を受ける。
症状がない人は京畿道にある韓国国際協力団(KOICA)の研修センターで1〜2日滞在し、ウイルス検査を受ける。検査の結果、陰性であれば自宅に帰り、14日間自宅隔離となる。
到着した一行は安堵の色をにじませた。イラン人の夫と共に帰国した40代の女性は「イランの状況はとても良くない。イラン政府が発表する統計がうそだという疑念も広まっている。死亡者数も実際は何千人もいるという話もある」とし、「東洋人を対象にした人種差別的な暴行事件も周辺で広がっていてチャーター機に乗るしかなかった」と話した。
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20200319005300882?section=politics/index
聯合ニュース 2020.03.19 19:17
イランを出国した韓国人とその家族など80人が19日午後、仁川国際空港に到着した=19日、仁川