(台北中央社)オランダの対台湾窓口機関が公式フェイスブックで動画を公開し、「オランダ貿易・投資弁事処」から「オランダ在台弁事処」に名称変更したと発表した後、その動画を削除していたことが分かった。中国から抗議があったと伝えられている。同処は4月30日、中央社の取材に応じ、動画はオランダの祝日に合わせた活動の一環で、本来1日だけ公開する予定だったと釈明した。
動画は同処のGuy Wittich代表(大使に相当)が、ウィレム・アレクサンダー国王の誕生日に当たる同27日夜に投稿。ここ数年、台湾で新分野の業務が拡大したことに伴う改名だと説明していた。台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は、双方の友好関係を示すものと歓迎の意を表明した。(ショウ=刊の干を金に)
これに対し中国メディアは28日、在オランダ中国大使館がオランダ外務省に「説明と厳正な対応」を求めた上で、「一つの中国原則を堅持するという約束の順守」を促したと伝えた。
同処は動画について、国王誕生日には毎年、祝賀イベントを開催しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、動画を通して過去1年間の台湾との協力の成果を記念したと釈明。長く公開する予定は最初からなかったと強調した。
(陳韻聿、蘇龍麒、葉允凱/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/202005010004.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/05/01 15:53
オランダの対台湾窓口機関、改名発表の動画を削除 中国が圧力か=オランダ在台弁事処のフェイスブックページから