0001仮面ウニダー ★
2024/04/19(金) 12:37:25.97ID:Z1xgen8s現地で確認できるアプリの開発が進んでいる。参加するアーティストらは「碑自体が壊されても、この場所にあった意義は消えない。
碑が伝えようとした歴史の記憶を仮想で再現して後世に引き継ぎたい」としている。(羽物一隆)
アプリ開発に向け、実際に追悼碑があった場所で再現CGの出来を確かめた=高崎市の群馬の森で
アプリ開発を進めているのは、情報科学芸術大学院大学(岐阜県大垣市)教授の前林明次さん(59)ら。
碑が撤去された2月初めに制作を始め、追悼碑の実物大作品を制作したことがある前橋市の白川昌生さん(65)に協力を求めた。
白川さんは同大で講義した縁があったという。
追悼碑のCGは写真などを基に再現。白川さんが自身の作品制作時に測量したデータの提供を受けて仕上げた。
現地でスマホやタブレットを使ってアプリを開くと、実際に立っていた場所と同じ地点に追悼碑が現れ、
360度から当時の姿を確認できる。碑文などを読むことも可能。アップル社端末向けにアプリを公開する予定で、
位置の精度を高める作業などを進めている。
前林さんは「表現方法のテクノロジーが進化する中で、歴史を伝えていくのに何ができるかを考えた。
実際にあった場所に再現することが、碑の意義を訴えるメッセージになる」と制作の動機を語った。
白川さんは「追悼碑に思いをはせるにもきっかけとなる刺激は必要で、バーチャルな追悼碑はその役割を果たすと思う」と話した。
追悼碑撤去の行政代執行は今年1月29日に始まり、2月2日までに終了した。正式名称は「『記憶 反省 そして友好』の追悼碑」。
直径7.2メートルのコンクリート製の土台に、幅約4メートル、高さ約2メートルの碑文壁や高さ約4メートルの塔などが配されていた。
現地は更地になったが、花がたむけられ碑を惜しむ人々が訪れている。
2024年4月18日 08時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/321988