ワシントン(CNN) 米軍当局者は23日までに、
ノースカロライナ州ウィルミントンの南東160キロの海上をロシアのスパイ船
「ビクトル・レオーノフ」が航行しているのを発見したと明らかにした。
この数日前、同船はトリニダード・トバゴの首都ポートオブスペインを出港したのが確認されていた。
米軍当局者によれば、
海軍の駆逐艦をはじめとする複数の艦船がビクトル・レオーノフを追跡しているという。
ビクトル・レオーノフはスパイ活動のための様々なハイテク機器を備え、通信信号の傍受も可能。
米国防当局者がCNNに語ったところによれば、先週カリブ海で活動しているのが目撃されていた。
同船の目的地は現時点で不明だが、前出の当局者は過去の事例に言及し、
米東部沿岸の海域を北上するのが典型的なルートだと指摘する。
具体的にはフロリダ州ケープカナベラル、ジョージア州キングスベイ、バージニア州ノーフォーク、
コネティカット州ニューロンドンに近い海域で、これらすべての都市には米海軍の施設がある。
また別の当局者は、過去のパターンにもとづく検証として、
ビクトル・レオーノフは4〜6カ月にわたって米東岸沖に展開し、
情報活動を行う公算が大きいとみている。
昨年の2月と3月にも同船は、米海軍の複数の施設に近い国際水域を航行していた。
画像:ロシアのスパイ船「ビクトル・レオーノフ」を米南東部の沖合で発見
CNNニュース
https://www.cnn.co.jp/usa/35113559.html