・米FCC、チャイナモバイルの米市場参入を却下 国家安全保障に懸念
【5月10日 AFP】米連邦通信委員会(FCC)は9日、中国通信大手、中国移動通信集団(チャイナモバイル、China Mobile)の米国市場参入申請について、同社と中国政府の関係が国家安全保障上のリスクをもたらすとして却下した。
FCCは、中国政府がチャイナモバイルUSAを所有・管理していることを理由に挙げ、チャイナモバイルの米国市場参入を認めれば、「国家安全保障と法執行に重大なリスクをもたらす恐れがある」と述べた。
今年2月の時点で約9億3000万人のユーザーを抱える世界最大の通信事業者チャイナモバイルは、2011年に米国で事業認可を申請。以来8年にわたって米市場への参入を目指してきたが、今回の決定でこの試みはついえる。FCCのアジット・パイ(Ajit Pai)委員長は先月、チャイナモバイルの米市場参入申請に公然と反対を表明していたため、この結末は一定予想されていた。
FCCの委員5人は声明で、「詳細な審査」と国防当局および法執行当局との「緊密な協議」の後、却下の決定に至ったと述べた。各当局は今回初めて、国家安全保障と法執行上の懸念を理由に挙げて、申請を却下するようFCCに勧告したという。(c)AFP
・U.S. FCC Bars China Mobile, Reviewing Other Chinese Carriers
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-05-09/china-mobile-barred-from-the-u-s-market-over-espionage-concerns
(チャイナモバイル)
2019年5月10日 10:41 AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3224355?act=all
【5月10日 AFP】米連邦通信委員会(FCC)は9日、中国通信大手、中国移動通信集団(チャイナモバイル、China Mobile)の米国市場参入申請について、同社と中国政府の関係が国家安全保障上のリスクをもたらすとして却下した。
FCCは、中国政府がチャイナモバイルUSAを所有・管理していることを理由に挙げ、チャイナモバイルの米国市場参入を認めれば、「国家安全保障と法執行に重大なリスクをもたらす恐れがある」と述べた。
今年2月の時点で約9億3000万人のユーザーを抱える世界最大の通信事業者チャイナモバイルは、2011年に米国で事業認可を申請。以来8年にわたって米市場への参入を目指してきたが、今回の決定でこの試みはついえる。FCCのアジット・パイ(Ajit Pai)委員長は先月、チャイナモバイルの米市場参入申請に公然と反対を表明していたため、この結末は一定予想されていた。
FCCの委員5人は声明で、「詳細な審査」と国防当局および法執行当局との「緊密な協議」の後、却下の決定に至ったと述べた。各当局は今回初めて、国家安全保障と法執行上の懸念を理由に挙げて、申請を却下するようFCCに勧告したという。(c)AFP
・U.S. FCC Bars China Mobile, Reviewing Other Chinese Carriers
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-05-09/china-mobile-barred-from-the-u-s-market-over-espionage-concerns
(チャイナモバイル)
2019年5月10日 10:41 AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3224355?act=all