2024年6月23日 20時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240623/k10014489901000.html
円安で留学や海外旅行にかかる費用が増える中、働きながら外国で経験が積めるワーキングホリデーが人気となっています。このうち、一番の渡航先となっているオーストラリアではビザの発給件数が過去最多となる一方、専門家は、「英語の能力が十分でなく、希望する仕事が見つからないケースもあり、事前の準備が欠かせない」と指摘しています。
働きながら海外での生活を体験できるワーキングホリデーについて、日本は現在、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、韓国など、30か国と協定を結んでいます。
ワーキングホリデーでは特に英語圏が人気とされ、その中でも最も多くの若者が訪れるのがオーストラリアで、全体のおよそ半数を占めるとされています。
オーストラリア政府の統計では、去年6月までの1年間に日本人に発給されたワーキングホリデーのビザは1万4000件余りにのぼり、過去最多となったほか、ことし3月までの9か月間でもすでに1万2000件余りが発給されています。
オーストラリアでは7月から、最低賃金が3.75%引き上げられ、時給が24.1オーストラリアドル、日本円で2500円余りになるなど、現地での高賃金もオーストラリアでのワーキングホリデーが人気となっている背景にあると見られています。
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