天然記念物「奈良のシカ」120頭、捕獲許可
読売新聞:2017年06月07日 08時46分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170607-OYT1T50040.html
文化庁は、国の天然記念物「奈良のシカ」による農作物被害を減らすため、捕獲計画を申請していた奈良県に、120頭の捕獲を許可した。
1957年に天然記念物に指定されて以来、頭数管理を目的とした捕獲は初めてで、県は7月下旬から狩猟を始める。
許可は5月19日付。奈良公園(奈良市)一帯に生息するシカは古くから「神鹿(しんろく)」として大切にされ、天然記念物指定により、当時の奈良市一円が保護エリアとされた。
同公園だけで約1200頭が生息している。
文化財保護法で捕獲には国の許可が必要だが、近年、農業被害が深刻化。
県は今年4月、同法の例外とする「現状変更」の申請を行っていた。
県は捕獲に当たり、市域を4エリアに分け、奈良公園から離れた地域のシカを保護対象外とする管理計画を策定。
食害が目立つ市東部の田原地区などで、11月までわなを使って捕獲する。
読売新聞:2017年06月07日 08時46分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170607-OYT1T50040.html
文化庁は、国の天然記念物「奈良のシカ」による農作物被害を減らすため、捕獲計画を申請していた奈良県に、120頭の捕獲を許可した。
1957年に天然記念物に指定されて以来、頭数管理を目的とした捕獲は初めてで、県は7月下旬から狩猟を始める。
許可は5月19日付。奈良公園(奈良市)一帯に生息するシカは古くから「神鹿(しんろく)」として大切にされ、天然記念物指定により、当時の奈良市一円が保護エリアとされた。
同公園だけで約1200頭が生息している。
文化財保護法で捕獲には国の許可が必要だが、近年、農業被害が深刻化。
県は今年4月、同法の例外とする「現状変更」の申請を行っていた。
県は捕獲に当たり、市域を4エリアに分け、奈良公園から離れた地域のシカを保護対象外とする管理計画を策定。
食害が目立つ市東部の田原地区などで、11月までわなを使って捕獲する。