切断遺体 “隠すしかないと”|NHK 関西のニュース
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20170621/4339241.html
おととし、大阪・門真市のマンションで、25歳の女性の切断された遺体が見つかった事件で、強盗殺人などの罪に問われている31歳の女の裁判が開かれ、女は、「被害者の両親が悲しまないよう、遺体を隠すしかないと思った」と述べました。
おととし12月、大阪・門真市のマンションで、アルバイトの渡邊佐和子さん(当時25)の遺体が見つかった事件では、マンションに住む知人の森島輝実被告(31)が、渡邊さんの首を絞めて殺害し遺体を切断したなどとして、強盗殺人などの罪に問われ、森島被告は強盗殺人の罪を否認しています。
21日、大阪地方裁判所で開かれた裁判で、森島被告は弁護士から、遺体を切断した理由を尋ねられ、「渡邊さんが死んだと分かると渡邊さんの両親が悲しむと思い、失踪したことにして遺体を隠すしかないと思った。いまは後悔している」と涙を流しながら述べました。
一方、検察は、事件の前に遺体の処理方法などをインターネットで頻繁に見たり、渡邊さんが死亡したあと現金を引き出したりしたのはなぜか尋ねました。
森島被告は、「ドラマの影響を受けた」とか「被害者から頼まれて現金を引き出した」などと説明しましたが、「正確には説明できない」と言葉に詰まる場面も見られました。